関根勤が分析するキャイ〜ン・ウド鈴木がまわりから愛される理由

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周りから愛される人物というのは確実にいます。その人がやれば何をやってもなんとなく許せてしまうような人です。そういう人にどうしても憧れてしまうものです。

たとえば、ウド鈴木がそうでしょう。彼は誰からも愛され、彼を嫌いだという人を見たことがありません。
『カタリダス』という番組ではその愛される秘訣は「面倒くさい奴になること」だと関根勤が分析しています。
一見、逆のように感じますが、実際、ウド鈴木はかなり面倒くさい人物のようです。
たとえば、後輩であるずんの飯尾(年齢は上)と一緒に食事をするときです。
「飯尾さん、何にしましょうかぁ?」とウドが訊くと、飯尾は「そうねえ、中華がいいかなあ」と答えました。
実はこの時、ウドは和食が食べたかったのです。だけど、ウド流の気遣いで、「中華がいい」という飯尾を否定せずにこう言うのです。
「あぁ、いいでしゅねぇ、中華、いいでぇすねぇ!うぅん。飯尾さん、でも和食もありますけどもぉ」
「ああ、和食もあるけど、俺やっぱ中華食いたいな」と飯尾が言うとなおもウドは言います。
「あぁぁ、やっぱ中華でしゅよねぇ!中華、おいししょーですねぇ。でも、飯尾さん、和食もありますけどもぉ」
それを30分近く続けついに飯尾が折れて和食にするのです。
相手を否定せず、我を通す。それがウドのやり方なのです。
そしてそれだけで終わらないのがウドの愛される所以です。家に帰り眠る前に突然枕元で正座して謝るのです。
「飯尾さぁん、本日はぁ、飯尾さんがぁ、中華を食べたかったのにぃ、僕の我侭でぇ、和食を食べさせてぇ、申し訳ございませんでしたぁ!」

文/てれびのスキマ

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