3人の女神が大予想!
エリザベス女王杯は私にノッて!!

ジャパンカップ2連覇中のジェンティルドンナ(牝5歳)に、今年の桜花賞馬で、凱旋門賞でも6着と健闘したハープスター(牝3歳)という、新旧の"女傑"が不在とはいえ、現役牝馬の「女王決定戦」にふさわしいメンバーがそろった今年のエリザベス女王杯(11月16日/京都・芝2200m)。古馬、3歳馬ともに今が"旬"の実力馬が名を連ね、熾烈な戦いが繰り広げられることは間違いない。だが、おかげでレースの予想は非常に難解なものになってしまった。頂点に立ってもおかしくない馬が五指に余るほどなのだ。ならば、ここは「オンナの戦いは女に聞け!」の格言(?)どおり、日頃から競馬研究に余念がない"美女馬券師"たちに助言をもらうべきだろう。今回も芸能界きっての3人の"競馬通"美女を直撃。選りすぐりの「推奨馬」を教えてもらった――。

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ヌーヴォレコルトの巻き返しに期待!
守永真彩(女優、タレント)

◎ヌーヴォレコルト
○メイショウマンボ
▲ディアデラマドレ
△スマートレイアー
△ショウナンパンドラ
△グレイスフラワー

※◎=本命、○=対抗、▲=単穴、△=連穴(以下同)

 私の本命はヌーヴォレコルト(牝3歳)です。前走の秋華賞(10月19日/京都・芝2000m)のときは栗東トレセン(滋賀県)に長期滞在していましたが、関係者の話ではちょっとピリピリしていた面があったそうなんです。でも、今回は"ホーム"の美浦トレセン(茨城県)に帰ってきて調整しているので、これは大きなアドバンテージになります。

 私はグリーンチャンネルで美浦トレセンの情報を伝えるレポーターをやっているのですが、先日、厩務員さんにお話をうかがう機会があったんです。そのときにおっしゃっていたのは、「ヌーヴォレコルトは走ることが大好き」なんだということ。そして、「強い馬っていうのは、走ることが大好きなんだよ」って。その言葉を聞いて、一層期待が膨らみました。

 秋華賞は2着でしたが、決して力負けじゃないし、負けてなお強しの内容でした。京都の外回りコースに変わるのもプラス。ここは面白いと思います。

 対抗はメイショウマンボ(牝4歳)。去年の勝ち馬ですし、GI3勝の実績はメンバーでは抜けています。近走でふた桁着順が続いているのは気になるところですが、牝馬同士の戦いなら力を出し切ってくれると信じています。

 ▲はディアデラマドレ(牝4歳)。前走の府中牝馬S(10月18日/東京・芝1800m)は強い競馬でした。美浦で専門誌の記者の方々と話をしていたとき、みなさんの間でも評判がよかったんです。着実に力をつけているし、キレる末脚を持っているので、外回りは好条件。侮れない一頭だと思います。

 そして、穴で狙いたいのがグレイスフラワー(牝5歳)。調教師の宗像義忠先生が「ここを目標に仕上げてきている」とおっしゃっていました。同厩舎のフェイムゲーム(牡4歳)は、先日のGIIアルゼンチン共和国杯(11月9日/東京・芝2500m)を勝っていて、厩舎に勢いがありますから、ひょっとしたらひょっとするかも!?

【推奨馬券】ヌーヴォレコルトの1頭軸で、印をつけた馬たちに流す3連複がお薦め。最終予想は、11月16日の『スポーツ報知』を見てくださいね!

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レベルが高い3歳馬を軸に勝負!
桃瀬ゆき(グラドル)

◎ヌーヴォレコルト
○ヴィルシーナ
▲ショウナンパンドラ
△ブランネージュ

 今年の3歳牝馬って、かなりレベルが高いと思うんです。あのハープスター(牝3歳)といい競馬をしてきた馬が何頭もいますからね。

 というわけで、本命はヌーヴォレコルトです。オークス(5月25日/東京・芝2400m)を勝っていますから、距離が伸びるのは大歓迎ですし、末脚の鋭さは決して古馬にもヒケは取りません。秋華賞は勝ち馬にうまく立ち回られただけで、この馬のほうが強い競馬をしていました。ここは秋華賞の借りをぜひ返してもらいたいですね。

 対抗はヴィルシーナ(牝5歳)です。この春はヴィクトリアマイル(5月18日/東京・芝1600m)で連覇を達成し、続く宝塚記念(6月29日/阪神・芝2200m)でも3着と好走。折り合い面に不安はないし、非凡な勝負根性もあります。前哨戦を使わずにぶっつけ本番というのはマイナス材料ですが、そこは持っている能力でカバーできるんじゃないかな。

 そして、ショウナンパンドラ(牝3歳)が▲。勝った秋華賞は浜中俊ジョッキーの好騎乗が目立ちましたが、それでも勝ち切れたのは評価できます。全9戦で3勝、2着4回。連対を外した2走も5着と、安定感があるのも魅力です。現在、全国リーディング3位と波に乗る浜中ジョッキーが、もうひと仕事してくれるかも。

 特注馬にはブランネージュ(牝3歳)を。前走の秋華賞は見せ場たっぷりの4着。この馬も掲示板を一度も外したことがなくて、前で器用な競馬のできる馬。人気もないだろうし、馬券のヒモには入れておきたいですね。

【推奨馬券】本命のヌーヴォレコルトから、印をつけた3頭へ流す馬単で勝負します!

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「大穴」フーラブライドで万馬券狙い!
山崎エリカ(競馬研究家)

◎フーラブライド
○スマートレイアー
▲ヌーヴォレコルト
△キャトルフィーユ
△サングレアル
△レッドリヴェール

 フーラブライド(牝5歳)が本命です。昨年9月にダートから芝へ路線変更して上昇してきた馬で、昨年の暮れにはGIII愛知杯(2013年12月14日/中京・芝2000m)を快勝。今年初戦の日経新春杯(1月19日/京都・芝2400m)でも牡馬に混じって3着と好走しています。

 前走の京都大賞典(10月14日/京都・芝2400m)は7着でしたが、休養明けで、厳しい競馬を強いられました。それに、有力牡馬がそろったメンバー構成で、その点を考慮すれば、言い訳のきく内容だったと思います。そこからの上積みを考えたら、この馬が浮上してきました。決め手はやや足りないかもしれませんが、極端な瞬発力勝負にならなければ十分勝ち負けができると見ています。

 対抗はスマートレイアー(牝4歳)。脚質的に取りこぼしの多い馬ですが、京都の外回りだったらそうした心配は少ないかな、と。8着に負けた春のヴィクトリアマイルは、直線で窮屈になったのがよくなかったのもあるでしょう。前が引っ張って、ペースの上がるレースのほうが合っていると思うので、序盤から熾烈な争いが予想されるGIの舞台では面白い存在だと思います。

 今年のオークス馬で、秋華賞2着のヌーヴォレコルトは、積極的に狙いたい理由はないんですけど、かといって消したい理由もないので、▲の評価にしました。

 △の3頭も、積極的に狙いたいというよりは、もし、来られたらイヤだなっていう気持ちで印をつけました(笑)。例えば、近走はまったくいいところなしのレッドリヴェール(牝3歳)も、阪神ジュベナイルフィリーズ(2013年12月8日/阪神・芝1600m)ではハープスターよりも断然強い競馬を見せました。その後の桜花賞(4月13日/阪神・芝1600m)も、ハープスターのクビ差2着と好走しています。潜在能力を考えると、近走は何かがかみ合わなかっただけで、巻き返しがあっても不思議じゃありませんからね。

【推奨馬券】フーラブライドから印をつけた馬へ流す馬連。そして、フーラブライド1頭軸の3連単マルチ(60点)のふた通りの馬券で勝負!

【プロフィール】
守永真彩(もりなが・まあや)
『トレセンまるごと情報局』(グリーンチャンネル)で美浦トレセンのレポーターを務める。母親は女優の白石まるみで、『スポーツ報知』では母親と一緒にGIの予想コラムを担当。『LOVEかわさき』(テレビ神奈川)にもレギュラー出演中。競馬専門誌『優駿』や『サラブレ』にも連載を持つ。

桃瀬ゆき(ももせ・ゆき)
平日はOL、週末はグラビアアイドルと、二足のわらじを履く。102cmのIカップバストが売り。ツイッターでぶっちゃけトークを展開し、お酒が大好きというファンキーガール。最新DVD『102センチの恋旅行』(メディアブランド)が絶賛発売中!

山崎エリカ(やまざき・えりか)
2009年のエリザベス女王杯で、某週刊誌上の予想で3連単154万円馬券を的中し、一躍脚光を浴びた美人競馬研究家。この春もNHKマイルCの3連単68万円馬券を当てるなど、大穴予想が絶好調! ウェブサイトの『週プレNEWS』では水着姿を披露し、話題を集めた。

浜野きよぞう●構成 text by Hamano Kiyozo