モバイルデバイスの開発者向けフォーラムBreaking the Mobile Webで、iOS 8iPhone 6のウェブ開発者およびデザイナー向けにさまざまな情報が交換されています。その中の「バグ問題」の項目で、iOS 8のブラウザからファイルアップロードを行うとファイルが壊れてしまうという報告があがっています。

iOS 8 and iPhone 6 for web developers and designers: next evolution for Safari and native webapps | Breaking the Mobile Web

http://www.mobilexweb.com/blog/safari-ios8-iphone6-web-developers-designers

報告によると、「ウェブブラウザ経由の全てのファイルアップロード機能が動作していない。ファイルを選択したり、写真を撮るところまでは選択できるものの、その後JavaScriptは何のデータも受け取らない。この問題はホーム画面に設置できるショートカットからは発生しない」ということ。つまり、Safariをアプリで開いて、ネット上から利用可能なファイルアップロードサービスにファイルをアップロードするとファイルが破損するわけです。

実際に試してみたところ、FacebookGoogleドライブDropboxFirestorage宅ふぁいる便iOS 8からのファイルアップロードをストップしていると表示されるため、アップロード自体が不可。GigaFilePixomizeはアップロードを始めるものの画面が完了しませんでした。アップロードした写真を「1分〜1か月」で指定して自動削除する無料サービス「Jollyshot」のみ、画像をアップロードすることに成功。



アップロードした画像は以下のもの。



ただし、アップロードしたファイルを保存しようとすると……



「問題が起きたため、このWebページを再度読み込みしました。」と表示されるだけで保存することができない様子。



JollyshotはURLによってアップロードしたファイルを共有できるサービスなのですが、URLをPCへ送ったところ、ファイルが破損しており、保存・閲覧ができないようになっています。



同じ条件でiOS 7からアップロードしてみると、問題なく成功。



PCからも問題なく画像を閲覧したり、保存したりすることができました。