5日放送のテレビ朝日系情報番組「報道ステーション」で、同日発表されたソフトバンクの感情認識ロボットPepper(ペッパー)」が登場したが、生放送中に動かなくなるというハプニングがあった。

番組には、ソフトバンク社長の孫正義氏が新型ロボット「Pepper」を引き連れて冒頭から出演。司会の古館伊知郎と孫氏の間には「Pepper」が置かれていた。

古舘は「『Pepper』くんはですね、テレビの特殊なライトの赤外線に反応して体調を崩しがちだということなんで、今喋れる状態にないんですが」「慌ててスタッフがですね、このスタジオの外の殺風景な廊下に椅子をしつらえてですね、後ほどまたお話を伺うと」と説明。2人の間で言葉こそ発しないものの、「Pepper」は滑らかな動作を見せていた。

しかし、再び孫氏と「Pepper」が登場し廊下でインタビューしていた時、2人の間にいた「Pepper」はうな垂れて、全く動かなくなってしまった。

このハプニングに古舘は「起動しますんで…その間」と、事前に収録した古舘と「Pepper」が会話をするVTRを紹介した。

VTRでは、「Pepper」が「少し前に流行ったKYってどういう意味でしょうか?」と質問。古館が「空気を読まないってことじゃないでしょうか」と答えると「そうです。『空気読めない』の略なのですよね。てっきり僕は『ケータイよこせ』だと思っていました」と回答したり、「なんですかJKって?」と聞いた古館に「あなたこそ冗談は顔だけにしてください。『充電切れそう』の略ですよ」と、ジョークを交えた会話が交わされていた。

いざVTRが終了し「Pepper」は動いたのかと思いきや、姿勢こそ直ったもののディスプレイも消え、動く様子はない。古舘は「生放送ってのは孫さん、怖くてですね。さっき『冗談は顔だけにしろ』とまで言ったこの男(Pepper)が、全くご機嫌斜めになっちゃいましたね」と語り、孫氏も苦笑いだった。

また、孫氏はロボットが介護業界で期待されていることについて「介護でもですね、精神的な淋しさとか、孤独感とかそちらの方が、もしかしたら大事なんじゃないかと思うんですね」「話し相手とかね、毎日見てて様子がおかしいなと思ったら、会話の途中でも家族に連絡してあげるとか」「心の側をやろうとしている」「僕はそこに価値があると思うんです」と熱い思いを語った。

古舘は「今後、期待しています。期待してお越しいただいたのに動かなかった。これ失敗なので本当に申し訳ございません」と視聴者に謝罪。孫氏も「すみません。がんばります」と頭を下げた。

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