就活でコミュ力が低く見られる? ペンギン歩き・アヒル歩きにならないための4つのポイント

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いよいよ就活が本格化する、これからのシーズン。オムロンヘルスケア株式会社と株式会社ワコールが共同で実施した「姿勢が採用面接時に与える影響に関する調査」によると、面接官の99%が「姿勢が評価に影響する」と回答。姿勢がいい就活生を見ると「礼儀正しそう」(62%)や「素直そう」(46%)、「協調性がありそう」(38%)に加えて、「コミュニケーション能力が高そう」(37%)という印象にもつながることがわかりました。

歩行姿勢計「ウォークスキャン HJA-600T」を手がけるオムロンヘルスケアと、働く女性のための機能系ビジネスパンプス「サクセスウォーク」を展開するワコールは「女姿力(じょしりょく)向上プロジェクト」を発足。キレイな姿勢を通して、女性の本来の美しさを引き出すにあたって、美や健康の原点である歩き方に着目したのだとか。3月5日には3月5日(水)に、「就職活動と姿勢」をテーマにしたイベントを開催。ゲスト講師として登壇した、就活専門家の笹川祐子さんは、こう解説します。

「面接は最初の数秒で決まるとも言われています。ポイントは、立ち姿は『失礼します』の発声、おじぎの仕方、顔を見せたときの第一印象です。これらはいずれも<姿勢>をよくすることで改善が期待できます。姿勢がよくなると堂々とした立ち姿になり、自信があるように見えます。腹筋を使えるようになり、大きな声を出せるようにもなりますし、笑顔も作りやすくなります。さらに、おじぎの所作も美しく、キレイになるんです」(笹川さん)

こうした調査結果を見ると、姿勢が悪いばかりに、コミュニケーション能力が低そうと誤解されることもあれば、姿勢がいいおかげで上司に気に入られるということもありそう。また、美容・健康面での影響も見逃せません。

「『姿勢が悪いと、5歳老けて見える』なんてよく言われますが、姿勢は見た目年齢にも影響を与えます。今回の調査では、歩行姿勢がよくなると、長時間にわたって同じ姿勢で座る必要がある場合でも、キレイな姿勢がキープできるという結果も出ています。ぜひ、美しい歩きを手に入れて、お気に入りの洋服や靴をキレイに着こなし、キラキラした毎日を過ごしてください」(オムロンヘルスケア株式会社商品企画統括部・下瀬陽子さん)

■美しい姿勢を手に入れる歩き方の4つのポイント

美しい姿勢・悪い姿勢とはどのようなものなのでしょうか。ウォーキングインストラクター・谷英子さんはこう解説します。

「美しい姿勢は、美しい身体の構えであり、体型の基板となる骨が正しく、美しい並びになっている状態を指します。一方、悪い姿勢は、骨盤が理想的な位置よりも前に傾き、前傾姿勢した姿勢が特徴の『反り腰・でっちりタイプ』、股関節に体重をあずけた姿勢で胸よりお腹が前に出ている『腹立ちタイプ』の2つのタイプに分けられます」(谷さん)

姿勢を改善し、美しく歩くためのポイントは以下の4つです。

・重心の位置を高く引き上げる。
・目線は約10メートル先を見る
・腰(骨盤)から歩くイメージで、前足に体重をのせる
・着地はかかとから踏み込む

「この方法で歩くと、足が長く、スマートに見える美しい歩き方になります。また、自然と歩幅が広がるため、脂肪焼効果がアップして、ダイエットにもつながります」(谷さん)

さっそく、今日から試してみませんか。

(島影真奈美+ガールズ健康ラボ)