エナジードリンクにはご用心−英ニュース

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毎週月曜の朝にはカフェインたっぷりな炭酸ドリンクが手放せないという人は、危ないかもしれません。最新の研究で、この手の飲み物は心臓に負担をかけているということが明らかになりました。

ドイツのボン大学の研究チームが、17人を対象に、エナジードリンクを飲んだ1時間後の心臓の状態を確認したところ、心臓の収縮活動が強くなったという結果が出ました。実験では、100mlにカフェイン32mgとタウリン100mlを含むエナジードリンクが使用されました。

チームは、北米放射線学界で、子供や心臓に問題のある人はエナジードリンクを避けるべきだと発表。研究者は「現在のところ、エナジードリンクが心臓の機能に実際にどのような影響を与えるのかはっきり分かっていません。

カフェインの含有量がコーヒーやコーラの3倍になるものもあります。カフェインの過剰摂取については、心拍数の増加、動悸、血圧の上昇など、様々な副作用が知られており、深刻な場合には脳卒中や突然死を引き起こすこともあります」と話しています。
実験では、短期の効果が検証されましたが、長期にわたる心臓への影響や、日常生活、運動能力への影響については不明です。また、心疾患を持つ人への影響も分かっていません。
すでに英国清涼飲料協会は、エナジードリンクは子供の飲み物ではないと述べています。
アルコールと混ぜて飲まれることもあるエナジードリンクですが、かえって疲れが増すという人もいます。自分には合わないかもと思ったら飲用を控えるようにしましょう!

参考:Caffeine energy drinks ‘intensify heart contractions’
http://www.bbc.co.uk/news/health-25156509