デジタルマーケティングラボがDMPを詳細に解説! データマネジメントプラットフォームとは?


インターネットが一般に普及し始めたのが1996年、ブロードバンドが本格普及したのが2003年頃だ。以降ユーザーの検索キーワードやトラッキングクッキー、HTTPリファラー、User Agentといった部分から、ユーザーのネット上での活動がデータとして収集され、1996年から17年、2003年からでも10年という歳月を経て、ネット上にこうしたデータが蓄積されビッグデータへと成長した。

もはや単純なツールでは、分析しきれないほどのデータの集合体だ。こうしたビッグデータをデジタルマーケティングにおいて活用するためには、データを扱う仕組み(プラットフォーム)が必要になる。そこで最近、注目を集めているのがDMP(データマネジメントプラットフォーム)である。

このDMPが今後のデジタルマーケティングをする上での重要なポイントになってくるのは間違いなく、しかもDMPは、その仕組みを理解していないと単なる宝の持ち腐れに終わってしまう可能性が高い。逆に理解して使いこなせれば、万能ツールになるという可能性を持っているのだ。

そこで、今回はこのDMPをわかりやすく解説しているデジタルマーケティングラボの「DMP(データマネジメントプラットフォーム)の仕組みと特徴」というコンテンツを紹介しよう。

■DMPの概要およびDMPの種類
繰り返すがDMP(データマネジメントプラットフォーム:Data Management Platform)とは、インターネット上の様々なサーバーに蓄積されるビッグデータや自社サイトのログデータなどを一元管理・分析し、最終的に広告配信などのアクションプランにおける最適化を実現することを目的としたプラットフォームのことだ。

一口で言えば、これまで紹介してきたDSPや3PASのような広告配信のためのシステムに顧客管理のシステム(CRM)までを組み込んだプラットフォームであるということになる。現在のデジタルマーケティングに必要なデータの入り口から出口までが整っている究極のシステムと言っても過言ではないだろう。このDMPであるが、以下のように「オープンDMP」と「プライベートDMP」の2種類に分類できる。

・基本形となるオープンDMP
「オープンDMP」は、Webサイト訪問ユーザーのデモグラ情報や興味関心・嗜好性等といった外部のオーディエンスデータとデータエクスチェンジできる、クラウド型のデータプラットフォームだ。

・独自データを活用できるプライベートDMP
いっぽう「プライベートDMP」は、基本形であるオープンDMPの領域に加え、その企業独自のマーケティングデータ(購買情報、ユーザープロファイル、各種プロモーションの結果等)を集約し、それを外部のオーディエンス情報とシンクさせて構築するプラットフォームである。CRMデータに、従来では取得することが難しかった外部データを組み合わせたもので、データ格納先が企業側にあるのがポイントだ。



解説を見るとオープンDMPが基本形で、このシステムは、ネット上から様々な手法を活用して収集した第三者による配信データを利用するため、データ抽出条件の設定が微妙に異なると思うような結果が出ないということが起こり得る。

これに対してプライベートDMPは、オープンDMPのシステムに加えて自前で集めた顧客からのデータを追加した上で分析が行えるため、圧倒的に精度が向上する。つまりプライベートDMPを導入するほうが望ましいということになる。

しかし、DMLによる解説の良いところは、プライベートDMPのデメリットについてもしっかり言及しているところだ。解説によると「プライベートDMP導入には、超えなければいけないハードルが高く、しかもハードルの数が多い」ということだそうだ。

具体的には、現状のプライベートDMP導入に関しては、まず企業側でDMPとして利用するためのデータ整備、データの取り扱い方、また各部署・担当者の連携や責任範囲の確認と教育、セキュリティーやプライバシーの問題などといった部分を解決する必要がある。

よって、DMPシステムを扱う事業者は単にDMPというシステムを売るのではなく、クライアントへのシステム導入からデータマネジメント方法のレクチャーまでコンサルティング的な役割を果たす必要がある。なぜならば、DMPは、これから確立されていく始まりのシステムだからだ。



■これからのDMP導入を見据えた必読のコンテンツ
さらにここでは、始まったばかりのDMPの将来像まで大胆に語っている。そして、この解説ではデジタルマーケティングにおける究極のシステムとも言えるDMPに関して惜しげもなく知識を提供してくれている。

たとえば、自社データと連携させるためのデータ整備、事業者には扱わせることができないデータの取り扱いや、責任範囲といったわずらわしい部分が、今後DMPシステム側に吸収されていくように進化することで導入しやすくなる。そして、DMPを導入する企業が増えることで、企業側の習熟度も向上、事業者側の練度も向上することでDMPというシステムが完成に向かっていくであろうことが解説されている。

このように現在、まさに普及が始まろうとしているDMPについて、かなり踏み込んだ解説をしているデジタルマーケティングラボの「DMP(データマネジメントプラットフォーム)の仕組みと特徴」の解説。マーケティング担当者ならば、必須知識としてぜひ吸収しておきたい。そして自社へのDMP導入時の虎の巻とすることをおススメしたい。

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DMPの仕組みと特徴|デジタルマーケティングラボ(DML)
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