15日の国際親善試合、イタリア代表戦で負傷したレアル・マドリー所属のドイツ代表MFサミ・ケディラは、右ひざ前十字じん帯断裂という重傷だった。同選手はすでに手術を受けているが、少なくとも6カ月の離脱になると見られており、夏のワールドカップ(W杯)出場が不安視されている。ただし、ドイツ代表のチームドクターは、出場に向けて楽観的な見解を示した。

スペインメディアによると、FIFAはレアルに対して約250万ユーロ(約3億4000万円)の補償金を支払うようだ。ケガをしてから28日が経つと、FIFAは補償金を支払う。ケディラはレアルで年俸600万ユーロ(約8億1000万円、税別)を手にしており、換算すると日給は1万6400ユーロ(約221万円)となる。

ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は、ケディラの離脱について「彼にとってつらいことだが、彼は常にポジティブに考える人だ。だから、私も彼がW杯に間に合うと楽観している」と話している。

レアルのチームメートたちも、ケディラにエールを送っている。SNSを通じ、DFアルバロ・アルベロアは「がんばれ、サミ。今季、君がまた僕らとプレーすると確信している。ブラジルが君を待っているよ」とコメント。GKイケル・カシージャスもケディラとの写真を載せ、「がんばれ、サミ。すぐに戻るさ」と呼びかけた。

レアルだけではない。昨季までレアルでプレーし、今季からアーセナルに移籍したMFメスト・エジルも、「がんばれ、サミ。早く会おう」とコメントしている。