14日に行われるセリエA第3節、インテル対ユヴェントスの一戦は、特にワルテル・マッツァーリ監督率いるインテルにとって大きなテストとなる試合だ。ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督は試合を前に、次のように話している。

「明日は精神的にすごく大事な試合だ。特に、インテルにとってね。我々は十分に気を付けなければならない。ビッグマッチだが、勝ち点3の試合であることに変わりはないよ。インテルは勝てば自信を身につけるだろう。2年前の我々が、圧倒的に有利だったミランに勝ったときと同じようにね。あれは大きな後押しになったんだ」

「当時、ユヴェントスはそれまでの2シーズンが悪かった。今のインテルがまさに同じなんだ。2年前の私がそうだったように、マッツァーリ監督はカップ戦なしで一週間を通じてトレーニングできる。だから、ストレスやケガが減るんだ。当時のユーヴェと今のインテルには似ている点がある」

「去年のインテルはすごく悪かった。チームが悪かったわけではない。そういうチームがアウェーでユヴェントスに3−1で勝つことなどできないからね。彼らは我々の無敗記録に終止符を打ち、スクデットを争っていたんだ。ただ、リーグ戦は38試合の勝負で、たくさんのステージがある。そこに、去年の彼らとウチの違いがあった」

「だが、インテルには素晴らしい土台がある。2年前、ユーヴェは6位のチームだと言われ、補強は失敗だと騒がれた。だが、ピッチでそうじゃないと証明したんだ。同じことが今年のインテルにあるかもしれない。私はそうならないことを願っているがね。インテルはトップを狙えるチームだ。マッツァーリがうまく状況をコントロールできればね」

「マッツァーリは素晴らしいクオリティーを持った指揮官で、それはこれまでに示してきた。指揮官の価値とは、選手たちの価値を高めたときに分かるものだ。マッツァーリ監督はそれをナポリでやってきた。今年のインテルは良い監督に率いられていると思うよ。我々は(リカルド・)アルバレスや(ロドリゴ・)パラシオ、(フレディ・)グアリンに気を付けなければいけない」