「我々はとても満足している。彼は素晴らしい選手というだけでなく、素晴らしい人だからだ。だが、スイスの2部チームとの試合で前半プレーしただけでは、準備としては足りないよ」

ミランMFカカーをピッチで見るのは、まだ先になるのだろうか。ミランは14日にトリノと敵地で対戦するが、アシスタントコーチのマウロ・タソッティ氏は9日、このように話している。

「彼は2回の練習とフレンドリーマッチしかこなしていない。かなり調子は良いと思う。(カルロ・)アンチェロッティ監督とも話したが、常にトレーニングしていたと言っていたよ。急ぐ必要はない。近年の彼はあまりプレーしていなかったんだ。だが、かなり調子は良い」

「違いをつくってくれることを願おう。外部に少し懐疑的な見方があるのは理解している。最近、ミランに戻ってきた選手が大きな成功を手にすることはなかったからね。でも、我々にとしては、技術的にも人としても、彼のような選手がチームにいるのは良いことなんだ」

カカーが加入したことで、ミランは4-3-1-2で戦うことが確実になると見られている。

「(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督が好むフォーメーションだ。カリアリでも2トップで、トップ下に(アンドレア・)コッスが入っていた。今のウチにはこれができるだけの選手たちがそろっている。近いうちに(リッカルド・)サポナーラも復帰することを忘れてはいけないよ」

今季のタイトル争いもユヴェントスが有力候補と見られている。

「すべてのチームが補強したし、3位以内を争っていくだろうけどね。我々は、昨季の後半戦のような戦いをしなければいけない。(ステファン・)エル・シャーラウィのベンチ? それも成長の一部だ。去年の彼は前半戦でゴールを量産した。それから考え得るペースダウンがあって、今季は良いレベルに戻った。(エムバイェ・)ニアンが(チャンピオンズリーグの登録メンバーから外されて)怒っている? それなら、サポナーラだって怒るだろう」