中国メディア・中国経済網は18日、先日23歳の女性が米アップル社のiPhoneを充電中に使用していたところ感電死したのに続き、今月初めに北京市内の男性がiPhone4を充電しようとしたところ感電して一時心停止していたことが明らかになったと報じた。

 記事は、今月8日夜に同市内に住む30歳の男性がiPhoneを充電しようとした際に電撃を受けて病院に運ばれたとし、現在も意識不明の状態であると伝えた。そのうえで、感電後に意識がなく口から泡を吐き、全身が痙攣していたとする家族の話を紹介した。病院に運ばれた男性は心拍と呼吸が停止しており、救急隊員が直ちに心肺蘇生措置を取ったことでなんとか一命を取り止めた。

 男性が使用していたiPhoneを調べてみたところ、現在も普通に使用でき、本体の周囲や充電器などにも電撃の跡は見られなかったという。記事は、事故発生で考えられる原因として、使用時の湿度が高かったこと、使用した充電器が正規品ではなかったことを挙げた。

 その一方で、同市電子製品品質検査センターの専門家が、充電器が電撃を受けるには3000ボルトの電圧が必要であるうえ、iPhoneが無事であったことから「携帯電話や質の悪い充電器が感電の原因である確率は低い」と分析したことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)