「確定拠出型年金」ってぶっちゃけ何? 若手社員がベテランFPに聞いてみた (1) 「日本版401k」の”メリット”と”選べる金融商品”とは?
Kさん:僕は証券会社で投資信託を買って保有しているのですが、周りにきいてみると、投資信託のことをよく知らない人が多いようです。
馬養氏:そうですね。今日もKさん以外の人は預貯金しか利用したことがないとのことなので、投資信託について少しご説明しましょう。
投資信託というのは、投資家から集めたお金で”ファンド”を作り、その資産を専門家が運用してくれる金融商品です。何に投資するかはファンドごとに決まっています。例えば”日本の株に投資するファンド””先進国の債券に投資するファンド”など、投資対象によっていろいろな種類があります。
Mさん:株のように価値がゼロになることもないわけですね。
馬養氏:その通りです。一度に大きく儲けるのではなく、利益を少しずつ積み重ねていく形になるので、401kのように20〜30年かけて資産を作っていくのに向いているわけです。複利効果は運用期間が長いほど高いので、できるだけ早く始めたほうがいいということになります。