Wi-Fi、3G、4G、LTE、Xi、一杯ありすぎてわからない!スマホの電波と料金の関係おさらい(初心者向け)

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スマートフォンの電波に関する用語がいろいろあって、よくわからないという人向けに、スマホの電波と料金の関係を見てみましょう。初心者でもわかるよう、簡単にまとめてみます。

無料で利用できる「Wi-Fi」

「Wi-Fi(ワイファイ、Wireless Fidelity)」はインターネット回線で、Wi-Fiルータを設置すると自宅でも利用できるようになります。外では「公衆無線LAN」「Wi-Fiスポット」などと呼ばれる場所でなければつなげることができないことがデメリットです。

「公衆無線LAN」は基本的に無料で利用できます。

「Wi-Fiスポット」など、キャリア(docomo、au、SoftBankなど)が設置したWi-Fiポイントを利用するには申し込みが必要で、利用料金がかかる場合がありますが、パケット料金が発生せず、一番安く利用できる電波です。また、動画など容量の多いコンテンツも安定して見ることができるところがメリットです。

「3G」は電話回線

3Gは電話回線です。docomo「FOMA」、au「CDMA 1X」、ソフトバンク「SoftBank 3G」などと、各社で呼び名が違います。

3Gは、キャリア(docomo、au、SoftBankなど)が基地局をたてて、通話環境を提供しているため、各会社によって、つながりやすさなどが異なります。Wi-Fiと比べると基地局が多く、受信範囲が広いため、繋がりやすく接続が安定しているところがメリットです。

パケット通信量に応じてパケット通信料金が加算されます。

3Gという呼称は3rd Generation (第三世代)の頭文字をとって呼ばれています。

速いけれどちょっと高い「4G」

4Gも電話回線です。3Gより後に登場した第四世代(4thGeneration)です。3Gよりも速いことが特徴です。docomo「Xi(クロッシィ)」、au「4G LTE」、SoftBank「SoftBank 4G LTE」などがこれに該当します。

利用料金は3Gよりも高めに設定されています。

たとえばauで見てみると、4Gでは「ダブル定額スーパーライト」などは契約できません。

「4G」のLTEフラットの料金は5,985円。「3G」のISフラットは5,460円。また「3G」はダブル定額スーパーライトが利用できるので、390円〜利用することが可能です。

Wi-Fiはどのスマホにも利用できる機能がついています。しかし、「3G」「4G」は機種により異なり、それによって維持費も変わってきますので、購入する際にはどちらに対応している機種なのか、確認しましょう。

以上、ざっくりとまとめてみましたが、いかがでしょうか。スマホはわかりにくいワードが多いのですが、契約後に「あれ?思っていた料金と違う」なんてことにならないよう、ある程度下調べしたほうがいいかもしれません。

(ライター:栗山佳子