ナポリFWがモウリーニョの“不正”発言に追従「妙なことがFIFAで起きた」

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 ナポリに所属するマケドニア代表FWゴラン・パンデフが、スペインメディア『La Sexta』のインタビューに応え、レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督が1月に行われたFIFA(国際サッカー連盟)の年間表彰式を欠席した理由に投票の不正を挙げたことを肯定するコメントを残した。

 モウリーニョ監督は、FIFA年間最優秀監督賞の最終候補の3名に残っていたが、表彰式を欠席。「何人かは私に投票したのだが、『他の候補者に投票したことになっている』と言われた」とコメントし、不正があったことを暴露した。

 マケドニア代表の主将を務めるパンデフは投票権を持っているが、「僕は最優秀監督賞でモウリーニョに投票した。投票結果を見て、おかしなことが起きていると確信したね。FIFAの発表では、僕はビセンテ・デル・ボスケ(スペイン代表監督)に投票したことになっている。でも、僕はモウリーニョに投票した。彼にも直接、伝えたよ。残念なことに奇妙なことがFIFAで起きたんだ」とコメントし、モウリーニョ監督の発言を裏付けるコメントをしている。

 また、ガボン代表監督を務めるポルトガル人のパウロ・ドゥアルテ氏も、「投票用紙は、締め切りが過ぎてから私の手元に届いた」とコメントしていることを、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 2012年度のFIFA年間最優秀監督賞は、デル・ボスケ監督が受賞している。

[写真]=Getty Images