そこで生まれた新アイデアが「フローズン」だった。

ビールを「冷たい刺激的な飲み物」にしたことで関心が高まった。

昨年のコンセプトショップでは、16万人の集客目標に対して36万人が訪れた。

しかも、そのうち約6割が女性だった。

明らかに、今までのビールが取り込めなかった層を獲得していた。

そして次に生まれたアイデアが「ツートン」。

飲む前に見て楽しむ。

そして何より、自分好みのリキュールやフルーツなどをプラスできる”参加型の飲み物”ということで、「やってみたい! 」と思わせるアルコールに仕上がった。

「発表以降、多くの問い合わせを頂きました。

評判もよく、手応えを感じています」とのことだ。

更にビックリなアイデアが「ホットスタウト」。

冷やして飲むビールの常識をくつがえす「温めるビール」だ。

ベルギーや海外ではみかけるが、日本では珍しい。

黒生ビール「一番搾り スタウト」に砂糖を入れて温めたもので、全国約1,000店で展開しているという。

ビールというよりは、カプチーノやフレーバーラテを飲んでいるような感覚。

カフェのメニューにあっても違和感はない。

まだデビューしたばかりで数字には現れていないというが、手応えを感じているとのことだった。

そしてこの春から、これらのユニークな一番搾りを楽しめるコンセプトショップが登場する。

東京では4月24日から「一番搾り KIRIN ICHIBAN GARDEN」がオープン。

以降、仙台、大阪、福岡など全国主要都市で展開予定だ。

東京店は12月31日までの出店予定とのこと。

一番搾りをそのまま、あるいはキリンが提案するユニークな飲み方で楽しめる。

なお、「ホットスタウト」については秋からの販売になるという。