ミランFWマリオ・バロテッリが１日、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役と入団会見に臨んだ。同代表取締役は次のように話している。

「信じてほしい。大変な交渉だった。99.9%の確率でマリオが来ないと言ったときは、本当にそうだったんだ。幸いにも（マンチェスター・）シティが我々の最後のオファーを受け入れてくれた。その前夜に送り返されたのと同じオファーだったがね。だが、我々はマリオを彼の心のチームへと連れてきたかったんだ。選挙活動のための補強？　考えるだけでもバカバカしい」

「スクデット？　まったくそうではない。目標は変わらないよ。チャンピオンズリーグ出場だ。我々はユヴェントスに勝ち点12差を付けられている。僥倖があって、手を貸してくれれば…」

「私と（シルヴィオ・）ベルルスコーニ会長は、25年のときを経て、ミランのつくり方を変えたんだ。１年間で、セリエＡで最も年老いたチームから最も若いチームとなった」

バロテッリは次のように話している。

「幸せだよ。以前からここでプレーしたかったことは、君らも知っているだろう。うまくやって、長いこと主役として勝利を手にしたい。（ステファン・）エル・シャーラウィと2014年のワールドカップに？　ミランの攻撃陣には、ブラジル人のような足技を持った選手がたくさんいる。目標はそれだ。（チェーザレ・）プランデッリ監督も僕がここにいることに満足している」

「ダービーでゴールしたら？　もちろん喜ぶよ。インテルのサポーターとは明確にし合った。おしゃべりはもう十分だ。ピッチで語るときだよ」

「僕が腐ったりんご？　イングランドではそのニュースは届かなかった。ミーノ（・ライオラ代理人）からは、ベルルスコーニが謝罪したと聞いたよ。それで終わりだ」

この件については、ガッリアーニ代表取締役が「謝罪はしていない。会長はその発言を言っていないからだ」と話している。15秒の沈黙後、バロテッリは質疑応答を続けた。好ましくない質問については、「ベルルスコーニに票を入れるか？　投票はしない。政治にはまったく関心ないんだ」とかわすか、答えなかった。

英紙『サン』の記者には、「君らとは話さない。イングランドに行った初日から、君らは間違ったことや僕に関する良くないことばかりを書いていた。マンチェスターから僕が持ち帰ったのは、素晴らしいシティサポーターの愛情と、プレミアリーグという素晴らしいリーグ戦でプレーした喜びだ。それ以外はあまり恋しくない。メディア、天気、食べ物、運転とね」と話している。

最後に、バロテッリは「ここに長く残るか？　それはライオラかガッリアーニに聞いてくれ。僕には答えられない」と語った。