リーグ戦ではレギュラー、ヨーロッパリーグでは(特に最近は)控えを起用してきたインテル。コッパ・イタリアではその中間となりそうだ。ターンオーバーを採用するが、ある程度に限るということである。インテルは18日のコッパ・イタリア5回戦でヴェローナと対戦する。勝者は準々決勝でナポリ対ボローニャの勝者と対戦だ。

アンドレア・ストラマッチョーニ監督は、18日当日になって調整練習を終えてから、招集メンバーを伝えることに決めた。大きな変更はないが、一部のビッグネームはベンチスタートとなるだろう。ほぼ常にプレーしてきたFWディエゴ・ミリートを休ませ、FWロドリゴ・パラシオをセンターフォワードとする可能性もある。前節ラツィオ戦で左ふくらはぎを痛めたMFエステバン・カンビアッソも温存されるはずだ。

一方、ラツィオ戦に出場しなかったDFフアン・ジェズスや、ようやく右足の問題を乗り越えた様子のDFクリスティアン・キヴが起用されるかもしれない。中盤ではMFマクドナルド・マリガが回復。彼や若手ジョセフ・ダンカンに出場機会があるだろう。キヴは次のように意気込みを見せている。

「最初の手術をしたときは、まだ痛みがあった。だから、2度目の手術をしたんだ。簡単な4カ月ではなかった。でも、僕はそれを乗り越えたよ。クラブやチームメートら、全員がすごく助けてくれた。意欲を欠いたことはない。今はピッチに立つのが待ち遠しいよ。このグループのクオリティーは限りないんだ。自分たちで試合を決められるような、経験のある選手たちもいるし、飛躍への準備を整えている選手たちもいる。つまり、僕らはスクデットを争えるということさ」

「ユヴェントス? 僕らは自分たちの試合で勝利を目指す。彼らがペースダウンするのなら、それを生かそう。それもあるかもしれない。まったくおかしなことじゃないよ。チャンピオンズリーグで重要な試合を戦うから、その代償を払うはずだ」

「コッパ・イタリアでは、勝たなければいけない重要な試合が待っている。僕らは幸いにもホームで戦えるし、ラウンドを突破したい。僕の未来? インテルさ! 少なくとも、僕はそう願っている。クラブが僕を追い出さない限りね!」

一方、MFフレディ・グアリンには1試合の出場停止と5000ユーロ(約55万円)の罰金が科された。ラツィオ戦で試合後に副審に「攻撃的かつ威嚇的な姿勢」を見せたことによるものだ。グアリンはファウルを取られなかったことについて、副審に激しく抗議していた。

インテルが審判への抗議の代償を払うのは、2試合の出場停止を科されたFWアントニオ・カッサーノに続く2度目のこと。クラブは緊急の異議申し立てを発表している。