9日のセリエA第16節でインテルに敵地で1−2と敗れたナポリ。ワルテル・マッツァーリ監督の分析には、悔しさが垣間見られる。

「最初は拮抗していた。彼らは最初のコーナーキックでゴールを奪ったんだ。そして2度目のチャンスで、(ディエゴ・)ミリートが追加点を挙げた。彼らがうまかったよ。逆に我々は、自分たちのチャンスを生かせなかった」

「後半は我々が支配し、少なくとも6度は危険な場面をつくったと思う。選手たちに責めるところはないよ。彼らは決定力があった。我々は何度かゴールチャンスをミスしてしまったんだ。この点を我々は改善しなければいけない。ドレッシングルームではこれを言った」

「それ以外は、単純にもう少し経験が必要なんだと思う。我々は素晴らしいリーグ戦を送っているよ。自信を持って先を見ていこう。(ミゲル・)ブリートスは良かった。特に守備がね。(ウーゴ・)カンパニャーロの回復を待とう」

「(ロレンツォ・)インシーニェ? 彼は良い試合をした。もちろん、特にフィニッシュの場面では、下部リーグでやるのと1部リーグでやるのでは違いがあるけどね」

一方、FWゴラン・パンデフは「パーソナリティーはあった。僕らはインテルのような素晴らしいチームを相手にオープンな試合をしたんだ」とコメント。良い点を強調している。

「後半の僕らは3人のFWに(マレク・)ハムシクも加えて戦った。何度かチャンスをつくったけど、彼らは素晴らしいチームだし、“半分のシュート”でゴールを決めたんだ。これが僕らに足りないところだよ。成長しなければいけない。でも、僕らは良い道にいる」

ユヴェントスは遠ざかってしまったのだろうか?

「僕らは自分たちだけを見ている。今夜の僕らはベストを尽くした。負けたことは残念だけどね。インテルに前半をプレゼントしてしまった。僕は、そこで負けてしまったんだと思う」