MFマイコスエウのチップキックで、スポルティング・ブラガに敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)・プレーオフ敗退となったのは、もはや過去のことだ。ウディネーゼは20日、再びヨーロッパリーグに臨む。昨季、ベスト16まで進んだ大会だ。相手はアンジ・マハチカラ。リッチで野心的なクラブだ。

世界を回ってきたフース・ヒディンク監督と対戦するフランチェスコ・グイドリン監督は、自身との違いの一つについて、次のように話している。

「彼のことは世界最高の指揮官の一人だと思っている。比較はできない。私は大勢の一人だが、彼は違う。“導師”の一人だ。ただ、これは私とヒディンクの対決ではない。我々と、非常に強いチームとの対戦だ。そして、そのチームにいるのは(サミュエル・)エトーだけではない。アンジは成長している。国際舞台で重要なチームになりたいと思っている。だから、とても大変な相手だ。ELで出会う可能性があった中で、最も強いチームの一つだね」

ウディネーゼは今季、リーグ戦でもまだ勝利を挙げていない。

「だが、常に勝利を求めているよ。勝つのは簡単ではないというだけだ。今は望むようにいっていないが、スポーツでは対戦相手というものがいる。自分たちだけがプレーするんじゃない。それに、うまくいかない時期というのもあるんだ。しかし、我々はいつもやってきたようにトライし、長い冒険において闘争心を発揮していかなければいけない。それからどうなるかを見てみよう」

グイドリン監督は大幅なローテーションを考えていない。

「たくさんの試合が詰まっているが、自分たちの可能性を最大限に戦わなければいけない。何かしらのことはするだろうが、大幅ではないだろうね。我々はこの大会を重視しているからだ。それに、最後まで考えたい。3日おきに試合をするときは、時間が限られているからね」

だが、FWアントニオ・ディ・ナターレはベンチスタートとなるようだ。

「起用できる状態だが、彼についても先発させるかどうかを考えている。ベストを発揮するのに時速1000キロですべてをやらなければいけないストライカーに対し、オーバーワークを求める前に、しっかりと考えなければいけないんだ。今日のことだけじゃなく、今後も考えなければいけないからね」

MFジャンピエロ・ピンツィは、元インテルのストライカーであるエトーをよく知っている。

「もちろん、彼に注意を払いながら素晴らしい試合をする必要がある。インテルではほぼすべての試合を一人で勝っていた。僕らは新しいチームで、自分たちのことを示したいと思っている。激しい試合になることは確かだね。厳しいグループだから、僕らはビッグゲームをしなければいけない。CLは逃したけど、全力を尽くしていくよ」