イタリア代表は、ブルガリア戦を忘れて、マルタ戦に向けて準備している。地震の被害に遭ったモデナのメドッラでチェーザレ・プランデッリ監督のチームは11日の試合に向けて調整中だ。ソフィアでのブルガリア戦は、2ー2の引き分けに終わった。ワールドカップ(W杯)予選第2節のマルタ戦では挽回しなければいけない。9日、チームは約3000人の観衆、特に多くの子供たちが見守る前で汗を流した。

プランデッリ監督は、練習の最後に紅白戦を行った。赤ビブスチームが6ー2で勝利を収めたが、その中で輝きを放ったのがFWロレンツォ・インシーニェだ。ハットトリックの大活躍を見せている。同チームでは、ファビオ・ボリーニ、アントニオ・ノチェリーノ、エマヌエレ・ジャッケリーニもゴールを決めた。もう一方のチームでは、ジャンパオロ・パッツィーニとセバスティアン・ジョヴィンコがネットを揺らしている。MFマルコ・ヴェッラッティの活躍も目立っていた。

指揮官はマルタ戦にブルガリア戦とは異なるフォーメーションで臨むようだ。4-3-1-2をチョイスするだろう。アレッサンドロ・ディアマンティをトレクァルティスタ(トップ下)に置き、前線はパブロ・オスバルドだ。ブルガリア戦で2点を決めた彼のパートナーは、マッティア・デストロかインシーニェの見込み。手を痛めているMFクラウディオ・マルキージオは問題なく出場できそうだ。あとはアンドレア・ピルロとノチェリーノが中盤に入る。守護神ジャンルイジ・ブッフォンの前には、右からマッティア・カッサーニ、アンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチ、フェデリコ・ペルーゾになりそうだ。