8月14日に行われた日本人女性による慰安婦謝罪集会の様子

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日本の植民地支配解放を祝う「光復節」の前日の8月14日、韓国では日本人女性たちによる元従軍慰安婦への大規模な謝罪集会が行われた。これについては14日の記事で紹介しているが、韓国紙の報道によると、謝罪集会を開いた団体が、31日に再び謝罪集会を開くのだという。

報道によると、エリカワヤスエ氏が代表を務める「日韓歴史を克服し友好を推進する会」は、31日午前11時30分から1時間に渡って同国全羅南道・麗水の李舜臣広場で「慰安婦問題に対する謝罪と信頼と友好の新しい日韓関係を促す集会」を開催する。

同団体による謝罪文は次のとおり。「慰安婦という名で、遠い異国の地まで連れてこられた方たちに、心から謝罪いたします」「私たちの謝罪は、過去の日本が犯した歴史的な罪を洗い流すことはできないが、私たちの良心はそれを無視するわけにはいかなかった」「このような小さな訴えが、良心的な両国の国民の心を動かし、政治指導者たちの心まで動かすきっかけになることを望んでいます」「韓国と日本の両国が、アジアと世界の恒久的な平和を作り出す良きパートナーになることを切に望みます」。

また、同団体は、野田首相や武藤正敏駐韓大使宛てに「日本政府は慰安婦問題について謝罪しなければ世界的から孤立する」などと謝罪を求める嘆願書を、李明博(イ・ミョンバク)大統領には「日韓両国は、葛藤や対立、分裂や闘争といったものではなく、信頼と友好の新しい時代を切り開いてほしい」などと訴える嘆願書を送った。

韓国では、野田佳彦首相や大阪市の橋下徹市長の慰安婦問題をめぐる発言に強い非難が集まっており、同団体による今回の謝罪活動は、これらの出来事を受けての行動とみられる。

参照:アジアニュース通信
参照:newsroh

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