尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有を主張する香港の民間団体活動家を乗せた漁船が12日に香港から出航した問題について、中国メディア・環球時報は13日、「日本の船はちっとも怖くない」と活動家が語ったことを伝えた。

 記事は、世界華人保釣連盟のスポークスマンである謝夢麟氏が「日本の軍艦が強硬姿勢に出ても怖くないし、ぶつかってきても怖くない。衝突のことも想定済みで、台湾と香港の『保釣船』はすべて鉄で装甲している」と語ったことを伝えた。

 また、「日本は韓国に侮辱された怒りや悲しみを中国の船に向けて発散する可能性がある」というJCC新日本研究所副所長の庚欣氏のコメントを紹介。庚欣氏は一方で、日韓の領土紛争に加え、尖閣諸島問題で過激に反応すれば台湾を失いかねないことから米国が「日本に対して反応許容範囲を示した可能性もある」との予測も立てた。(編集担当:柳川俊之)