FWマッティア・デストロを獲得できなかったユヴェントスは、フィオレンティーナFWステファン・ヨベティッチ獲得の動きを強めている。だがまずは、フィオレンティーナが望む3000万ユーロ(約30億円)を提示するために、資金をつくらなければいけないだろう。

だからこそ、ユヴェントスはミランとFWアレッサンドロ・マトリの交渉を続けている。ミラノ勢では、インテルともFWファビオ・クアリアレッラとFWジャンパオロ・パッツィーニのトレードを検討しており、ジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)がインテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)と話し合っているところである。だが、サポーターはこれに抗議している。

また、イングランドからは興味深い知らせが届いた。各ブックーメーカーが、アーセナルFWロビン・ファン・ペルシの争奪戦において、ユヴェントスがマンチェスター・ユナイテッドを追い抜いたと見ているのである。

だが、今のユーヴェは人員整理をしようとしているところだ。現時点で、MFミロシュ・クラシッチ、MFホルヘ・マルティネス、FWヴィンチェンツォ・イアクインタ、MFフェリペ・メロに関するニュースはない。ユーヴェはF・メロの移籍について、ガラタサライと合意に達しなかった。

なお、EURO2012で2度負傷し、スペインとの決勝戦で左ふくらはぎに重度1から2の肉離れを負い、離脱したDFジョルジョ・キエッリーニは、無理をしないために24日の練習で別メニューをこなしている。できるだけ早く復帰するように、特別メニューを始めたところだ。8月11日に北京で開催されるナポリとのスーペルコッパ出場も、希望が膨らんできている。

アントニオ・コンテ監督はキエッリーニを必要としており、同選手に左サイドで犠牲を求めるはずだ。このポジションにはDFパオロ・デ・チェッリエしからおらず、キエッリーニは準備を整えておかなければならない。また、右サイドもMFシモーネ・ペペとDFマルティン・カセレスの負傷により、DFステファン・リヒトシュタイナーしか期待できないところ。MFマウリシオ・イスラがベストコンディションになるのを待っているところだ。