先日、結婚を発表した柄本祐、安藤サクラ夫妻をはじめ、芸能界で数多く活躍する二世俳優たち。香川照之や佐藤浩市、松たか子、松田龍平・松田翔太などいずれも“親の七光り”を一切感じさせない実力派として、芸能界の第一線で活躍中だ。

【写真を見る】東京で暮らす女子たちの日常を描き出す『東京無印女子物語』(公開中)

今、芸能関係者から注目を集めている大型新人女優が、人気コミックの映画化作品『東京無印女子物語』(公開中)に出演している趣里だ。2011年3月に「3年組B組 金八先生ファイナル」で女優デビューを果たした彼女。父親は『相棒』シリーズの水谷豊、母親は女優の伊藤蘭という超大物俳優を両親に持つ正真正銘のサラブレッドだ。

彼女の映画デビュー作となる『シグナル 月曜日のルカ』(6月9日公開)とほぼ同時期に公開される『東京無印女子物語』は、故郷を離れて東京で暮らす女子たちのありふれた日常に焦点を当て、恋に、仕事に奮闘する姿を描いた青春ストーリー。本作で趣里は、恋に遊びに充実した毎日を過ごすフリーター女子に扮し、20代女子の等身大の姿を瑞々しい演技で表現している。

不器用な父と息子の物語を描く『ばななとグローブとジンベエザメ』(2012年内公開予定)でも存在感を見せつけている趣里。一流俳優の遺伝子を受け継いだ彼女の活躍ぶりを、これから目にする機会が増えそうだ。【トライワークス】