ユヴェントスのことは放っておこう。残りの5試合に勝たなければいけない。ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、25日のセリエA第33節ジェノア戦を前にこう話している。

フィオレンティーナ戦とボローニャ戦の失敗にも、アッレグリ監督の士気は衰えていない。ペップ・グアルディオラ監督やルチアーノ・スパレッティ監督の影が忍び寄る一方で、アッレグリ監督は『ミラン・チャンネル』で次のように話している。

「有利なのは彼らだ。大きなアドバンテージがある。この時点での勝ち点3差は非常に大きいね。我々は直接対決でも劣っている。今はホームで勝つことだけを考えなければいけない。そしてそれから4試合がある。サッカーではどんなことも起こり得るんだ。自分たちのことだけを考えなければいけない。明日は2位を確定させることも考えなければならないね」

「責任はまず私にある。フィオレンティーナ戦とボローニャ戦で、我々はいくつかのミスを犯した。技術的にもっとうまくやり、もっとうまく守らなければならない。だが、冷静になり、意欲を持って、団結する必要がある。つまりは、信じなければいけないということだ」

「選手たちはまだ信じている。何よりまず、我々はミランだからだ。そして、まだ5試合が残っている。我々はできるだけのことをしなければならない。その上で、彼らがより多くをやるのなら、スクデットにふさわしいということだ」

「チアゴ・シウバは戻ってくるだろう。(ケヴィン=プリンス・)ボアテングも回復した。(アントニオ・)カッサーノはまだ90分間プレーできない。だが大事なのは、24人がいるということだ」

だが実際には、招集メンバーリストにT・シウバは含まれなかった。また、DFフィリップ・メクセスも発熱で欠場。そして、FWロビーニョとMFクラレンス・セードルフもメンバーから外れた。アッレグリ監督がボローニャ戦での2人に満足していなかったことは明らかだ。

ボローニャ戦での交代に不満を表していたセードルフと和解したかと聞かれると、アッレグリ監督は笑顔で「何も起きていない。意見交換しただけだ。確執などないよ。ドレッシングルームで衝突するのはあり得ることだ」と返答。セードルフもすぐに同様のコメントをしている。

「私は次の5試合のことを考えている。最後までスクデットを争うよ。そして、決定はクラブが下す。来年をどのようにスタートするかは、クラブが決めることだ。進退を懸けて戦う? 私はスクデットを懸けて最後まで戦うよ。それ以外のことに意味はない。5月13日にシーズンを評価しよう」