12日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、「ドイツ香川を独占直撃 移籍報道の真相は」と題し、ボルシア・ドルトムント所属の香川真司に単独インタビューを行った様子を伝えた。

ここまで日本人選手の欧州最多得点となる12点を挙げている香川は、「この舞台で、得点をとることは本当に難しいことだって感じてますけど、それと同時に得点をとることによって自信を得ているし、逆にもっと点をとれるんじゃないかって自信に繋がっているんで。もっともっとゴールを量産して、限界は決めないで。ヨーロッパ的に見て12点なんて特別な数字じゃないと思っているし」と自分に言い聞かせるように語る。

また、チームとの契約は来年まで残るも、ドルトムントからの移籍の噂が絶えない現状には、「まあ、自分の将来ですから、自分でしっかり決めて。まだオファーがないことには何も始まらないですし。でも、ドルトムントはそのオファーに対して延長したいって常々言ってくれているので感謝の気持ちで一杯ですし。あとは自分がそれに対してハッキリと答えを出すことは必要だと思うし。自分の夢だったり、またそういうのがある分、そこに一番近いポジションはどこだと常々考えながら自分のサッカー人生を送ってきたので、それに向けてしっかり判断したい」と具体的な返答はなく、早口でまくしたてるように話した。

そして、インタビューの最後に、同番組スタッフから「何で23歳でそんなに冷静なのか？」と尋ねられた香川は「カメラが回ってるからです」と冗談を言いながらも、「みんな冷静ですよ、そんなの。そんなこと言ったら石川遼君だって僕より年下なのに」と笑った。

・香川は後半２９分までプレー。ドルトムントが勝利して優勝に大きく前進。【ボルシア・ドルトムントｖｓバイエルン・ミュンヘン】
・ヴォルフスブルグ対ドルトムント　〜トラウマ〜