ユヴェントスは20日、ミランを倒してコッパ・イタリア決勝進出を決めた。FWアレッサンドロ・デル・ピエーロにとって、この夜は大きな自信へとつながったようだ。ミランとの準決勝セカンドレグで先発出場し、1ゴールを記録して決勝進出を手にしたことで、ユヴェントスのキャプテンの士気は高まっている。

デル・ピエーロは21日、自らの公式サイトで、「どんな目標にも阻まれてはいけない。10点満点、いやそれ以上のシーズンになるように、僕は全力を尽くすよ!」と意気込みをあらわにした。

「僕にとっては忘れられない夜になった。一夜明けて、考えるのは一つだけだ。僕らはユーヴェなんだ。僕らのチームは再びファイナルを戦う価値がある。イタリア王者であり、リーグ戦で首位に立つミランを倒して手にした決勝の舞台だ」

ユヴェントスとミランのバトルはリーグ戦でも続く。残り10試合となり、ミランがユヴェントスに勝ち点4差で首位に立っている状態だ。だが、デル・ピエーロには白旗を掲げるつもりなどない。

「どんな目標にも阻まれてはいけない。僕らには勝つためのすべてがある。そのために、汗の最後の一滴まで流して戦うよ」

アントニオ・コンテ監督率いるチームにおいて、デル・ピエーロが特に出場機会を得てきたのが、コッパ・イタリアだ。ローマとの準々決勝でも、デル・ピエーロはゴールを記録している。

「みんなにお礼を言いたい。でも、ここで立ち止まったりはしないよ。祝うことなんて、まだ少ししかないんだ。僕らは次を考えている。まだリーグ戦が終わるまで10試合あるし、ローマのオリンピコでのコッパ・イタリア決勝もあるんだ」