中日ドラゴンズのファンクラブ(FC)会報に、落合博満前監督への痛烈な批判が掲載されている疑惑が浮上し、ネット掲示板で物議を醸している。書き手は前チーム公式FC担当で中日新聞の取締役を務めた経験もある高島良樹氏。

同会報で高島氏が綴った文章は、「ファンに感謝を」というコーナータイトルながら、内容は落合前監督への不満のオンパレード。「前任の監督は、『勝てばファンはついてくる』といい、勝つこと以外でのファンサービスに、はっきり言って熱心ではありませんでした」「私が不満なのは、ファンに対する感謝の心が、普段、まったく感じられなかった点です」など、いかに落合前監督のファンサービスが足りなかったかを糾弾する内容となっている。

ネット上で出回っている記事は会報誌のキャプチャであり、100パーセント高島氏が書いたものとは言い切れない。しかし高島氏は2011年6月に行なわれた中日新聞の株主総会で、17分もの落合批判演説をした人物。記事の論調もその演説の内容とほぼ一致しており、信ぴょう性は高いといえるだろう。

ネット上のファンは、一様に高島氏に批判的だ。「『自分たちはファンサービスができませんでした』って言ってるようなもんじゃん」「他所のファンから見たらマジで異常やで…」といったコメントから、「観客動員数の減少はフロントの責任だろ」「落合批判してる暇があったらファンクラブの会員特典充実させてくれよ」といったもっともな批判まで、様々な意見が書き込まれている。

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