インテルは29日のセリエA第20節で、19位レッチェに0−1と敗れ、連勝を7でストップさせられた。このサプライズを、インテルは相手の素晴らしいパフォーマンスと、“新戦力”を組み込むのが難しい段階にあるためと見ている。クラウディオ・ラニエリ監督はあまり心配していないようだ。

「今、確実なのは、前を向くということだ。我々は3位のウディネーゼと勝ち点3差なんだよ。チャンピオンズリーグ(CL)が我々の目標だ。我々は素晴らしい巻き返しをしてきた。これからが素晴らしく、そして難しいんだ。(ディエゴ・)フォルランやスナイデルといった選手たちを、エンジンに組みこんでいかなければいけないからね」

「相手のGKは大当たりだった。一方の我々は、どんどんナーバスになっていったね。後半は彼らがさらに守りを固めてきた。ウチは2ゴールが取り消されたシーンもあったんだ。判定は正しかったがね。選手たちは全力を尽くした。責めるべきところはない」

ラニエリ監督は前半だけでMFヴェスレイ・スナイデルを下げたが、機能しなかった。

「後半は、4-4-2に戻るためにスナイデルを交代させたかったんだ。我々が最もうまくやれるフォーメーションが4-4-2なんだよ。実際、スナイデルはサイドに流れてのプレーはできない」

「何を変えることができるか? 3バックは(ジャン・ピエロ・)ガスペリーニも試したが、うまくいかなかった。選手たちは4バックに慣れている。何かを変えられるのは前線だ。だが、スナイデルとフォルランが入ることで、しっかり検討していかなければいけないんだよ。今日はトライしたが、一定のバランスが簡単に危険にさらされるのは見てのとおりだ」