バルセロナは29日、MFチアゴ・アルカンタラ(20)の契約を延長したことを発表した。新契約は2015年までとなり、これまで1000万ユーロ(約11億7000万円)だった契約解除金は9000万ユーロ(約105億円)に設定されている。U-21代表欧州選手権で活躍したチアゴ・アルカンタラは、ローマが関心を示していた。

一方、英紙『ガーディアン』によれば、バルセロナはアーセナルMFセスク・ファブレガスの獲得に向け、3900万ユーロ(約45置く5000万円)のオファーを提示したようだ。同紙によれば、ウディネーゼFWアレクシス・サンチェスの獲得に失敗した場合、バルサはマンチェスター・ユナイテッドMFナニの獲得に動くかもしれないという。

セスクは29日、バルサ移籍についてスペインのメディアで、「僕はとても落ち着いている。何も言うべきことはないよ。マーケット? 何かが起こるとしたら、起こるべくして起こるということだ。僕は常に楽観的だよ。選手がマーケットに出ているとすれば、それはクラブがその選手を望んでいないからだ。でも、僕にはまったく問題ないよ」と話している。

なお、ウディネーゼのオーナーであるジーノ・ポッツォ氏はこの日、サンチェスの去就について、次のように語った。

「バルセロナとは交渉が続いている。我々は進展を待っているところだ。ただ、かなり複雑な交渉だよ。でも、我々がついているテーブルは一つだけだ。マンチェスター・シティとは交渉していない。選手が望んでいるのはバルセロナだけだ」

「しかし、サンチェスがウーディネに残るオプションも変わらずに有効だと考えている。彼が残留するとしたら、我々としてはとても満足だ。(バルセロナFW)ジェフレン? 我々が彼と話したことはない」

なお、ポッツォ氏はビジャレアル移籍に近づいているDFクリスティアン・サパタについて、「残留を願っている。我々はチャンピオンズリーグ予選を戦わなければいけないからね」とコメント。MFギョクハン・インレルについては、「ナポリとの交渉は停滞している。それが打開されるのを待っているところだよ。プレシーズンキャンプを我々と始めたら、シーズンをとおしてウーディネに残ることもあり得る」と話している。