調査では女性の3人に1人が「梅雨時に不調を感じている」ことが判明した!

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「雨の日はヤル気が出ない」「梅雨は毎日体がダルい」。……雨の日はなぜか体が不調だという人は少なくないはず。今回は、その原因を探るべく、専門家を直撃!「なぜ、梅雨に体がしんどくなるのか」と質問をぶつけてみた。

【写真】梅雨時に不調を感じる人はこんなに!

事の発端は「血めぐり研究会」(花王ほか4社が協賛)の調査。昨年6月、20〜60代の女性600人に聞いた結果として、なんと女性の3人に1人が「梅雨時に不調を感じている」ことが判明。特に20代は半数もの女性が該当し、「雨に濡れたくないから学校や会社をさぼりたい」という“仮病”的な症状だけではないことが判明したのだ。

さっそく「血めぐり研究会」代表の東京女子医大附属青山自然医療クリニック所長・川嶋朗先生に、「なぜ、梅雨は体がしんどくなるのか」と質問すると、「梅雨時の低気圧による“梅雨ストレス”のせいですね」と教えてくれた。

先生曰く、「雨が降る=低気圧の状態。低気圧になると自律神経のうち副交感神経が刺激され、身体は“眠った状態”になるんです。眠った状態のまま仕事や活動をすると、疲れを感じやすくなり、憂鬱な気分になったりするんです」とのこと。

このことは、「体のメカニズム上、仕方のないことなんです」(川嶋先生)という上に、「人は仕事や勉強をしなくては!と、無理矢理目覚めようとしますが、雨で副交感神経が優位になっている時に無理しようとすると、エネルギーを多く消費してしまうため、余計に疲れてしまうのです」と教えてくれた。

また、今年に関していえば、震災以降にストレスが蓄積している人は要注意という。「震災以降に蓄積されたストレスで交感神経が優位になった状態から、突然“梅雨ストレス”で副交感神経が優位になると、自律神経のバランスを崩し、自律神経失調症やうつなどの症状を引き起こすことも」と先生。その対策としては、なるべく“心身をほぐす”ことを提唱している。

この“心身をほぐす”具体的な対策を聞いてみると「まずは、ぬるめのお風呂に入って、リラックスし、血のめぐりをアップさせることです。適温は38〜40度。炭酸タイプの入浴剤を活用するのもオススメです」と先生はコメント。

さらに「目を温めるのが良い」ともアドバイスする。目を温めると、眼球を動かす神経のひとつで、副交感性の神経である「動眼神経」にスイッチが入るそうで、リラックスモードになれるのだとか。血管が開いて血めぐりが良くなり、その結果、心身がほぐれるのだそうだ。

梅雨は、気分が優れない、体が動かない…などさまざまな弊害が出てきてしまう季節だが、単なる気分の問題でないことが分かった今回の調査。“不調状態”だと感じている人は、なるべく対策を講じてリラックスしよう! 【東京ウォーカー】

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