コパ・リベルタドーレスを制したサントスのムリシ・ラマーリョ監督は、ミランが関心を抱くMFガンソや、レアル・マドリーがすでに獲得したとも言われるFWネイマールといった主力の移籍を懸念している。だが、同クラブのルイス・アルバロ・リベイロ会長は、「ネイマールとガンソが移籍しないと保証できる。彼らは12月にクラブ・ワールドカップ(W杯)でバルセロナと対戦するだろう」とコメント。両選手の去就について、このように話している。

「どこかのクラブが契約解除金の全額を支払うと決めたら、その場合にのみ、サントスは彼らを諦めなければいけないだろう。ネイマールについては、世界でも重要な4つのクラブからオファーが届いている」

「ガンソについては、ミラノの2クラブが選手に近づこうとしたことをFIFAに訴えた。そこから状況は落ち着いたよ。我々としては、彼の売却に関する合意などまったく存在しない。それに、選手がどのクラブにも約束していないことだって知っている。我々には2015年までの契約があるんだ。それで話は終わりだよ」

なお、サントスはミランFWロビーニョの復帰を望んでいるようだが、同選手は「僕はミランで良いシーズンを送ることができた。今、出て行くことは、とても難しいことだと思う。イタリアでは誰とも話していないけど、今ブラジルに戻るのは難しいよ」と語った。

また、ブラジルのテレビでバルセロナからの関心について話していたミランDFチアゴ・シウバは、『ガゼッタ』の中で、「僕は来季、ミランでプレーする。僕の最初の目標は、チャンピオンズリーグ優勝を目指すことだ」とコメント。「契約が切れるまで、僕はミランに残る。それからどうなるかを見てみよう。僕は16年までの契約を結んだところだ。生涯契約を結ぶベースがあるかどうかを理解するための時間はある」と話している。

なお、スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、バルセロナはビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシの獲得から身を引いたわけではないようだ。同紙によると、3000万ユーロ前後(約34億4000万円)とされるG・ロッシの移籍金を引き下げるために、関心がないそぶりをしているのだという。