バルセロナFWボージャン・クルキッチがローマに加わることが話題になっているが、すぐに決定ということはないようだ。U-21欧州選手権に参加している同選手は、ルイス・エンリケ監督を追ってローマに移籍するかもしれない。しかし、同選手の代理人は、「現段階では、すべて噂にすぎない。バルセロナのカンテラで育った選手が売られるケースは、これまでに見られなかったからだ。移籍するとしたら、買い取りオプションが付く形になるだろう」と述べた。

また、ローマからの移籍を望んでいるとも言われるFWジェレミー・メネスの将来もまだ不透明のようだ。アライン代理人は、「ミラン行きの噂をよく目にするが、実際にはどことの交渉もない。(ローマの)新オーナーの話が続いているようで、我々はまだ何も言われていない。契約を延長したいのか、移籍させたいのかも分からない状況だ。確かなことは、ジェレミーの契約があと1年残っているということだけだ」と話している。

FWミルコ・ヴチニッチについても、同じような状況のようだ。ローマのワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)は15日、選手の代理人と会談。L・エンリケ監督の構想からもれる可能性があるものの、ヴチニッチの移籍金は最低で2000万ユーロ(約24億円)と設定されており、その額を提示するクラブが現れなければ残留になることが伝えられたようだ。

ローマからビジャレアルにレンタルされていたDFシシーニョも、この先どうなるか分からない。リッカルド・サルティ代理人は、「まだ彼に対するオファーは受け取っていない。まずは私が新しいクラブと話す。サバティーニSDと会談して、新監督の考えを理解しなければいけない。選手の希望は、ローマ残留だ」と話した。