レアル・マドリーのファンであるスペインの作家、ハビエル・マリアスが、スペイン『パイース・セマナル』の中で、ジョゼ・モウリーニョ監督のやり方、スタイル、パーソナリティーを厳しく批判した。マドリーのイメージを損ね、マドリーを取り巻くすべてを毒し、高貴な価値を貶めたというのだ。

「フロレンティーノ・ペレス（レアル会長）はビジネスにおいて“オオヤマネコ”かもしれないが、あまり知的な人間でないことを示してしまっている。さらに知的でない人間であるモウリーニョのような、儀式の魔術師に屈服することでね」

「モウリーニョはサッカーを知らず、注意を払わずにマドリーを扱い、抑制することなくマドリーの100年の伝統を裏切り、消すことができないようなシミでけがしている」

「彼のマドリーは、良い選手たちがいるチームだが、彼は醜くて劣悪なやり方でプレーすることを選手たちに求めている。素晴らしいストライカーたちがいるが、大事な試合で攻めることを許されない。誇り高い選手たちがいるが、野蛮で誠実じゃない振る舞いをするように強いられている。彼の有名な、そして無限の恨みと、そのほぼ絶対的な権力のおかげで、選手たちは体制につぶされている」

「モウリーニョは私の勝利までをも壊すところまで来た。実現できないとは思うが、彼がここで続ける限り、私が別のチーム（のファン）になろうとしなければいけないのは確かだ。一時的にね。アスレチック・ビルバオとレアル・ソシエダ、そして想像もできないがアトレティコ・マドリーの中で迷っている」