韓国ソウルの新羅ホテルで12日、韓国の伝統衣装である韓服を着用した顧客のホテル内の入場をホテル側が拒んだことについて、新羅ホテル側が謝罪した。韓国の各種メディアが報じている。

 これは12日、韓国映画『スキャンダル』などで韓国特有の美をアピールした韓国伝統衣装のデザイナーであるイ・ヘスン氏が、韓服を着て新羅ホテルのバイキングレストランに入ろうとした際に、レストランの従業員から入場拒否されたもの。

 新羅ホテルの規定では、韓服は着用するとボリュームが出るため、ほかの客の邪魔になるので、韓服での入場は禁止しているということだったが、これがインターネット上の掲示板に書き込まれ、韓国の各メディアが一斉にとりあげる騒ぎとなった。

 ホテル側は即日、入場の拒否について、従業員の未熟さによるものとして、「大変遺憾だ」とのコメントを発表、正式に謝罪した。

 韓国の各メディアでは、2004年に日本の自衛隊創設50周年に絡む催しが新羅ホテルで行なわれた際、日本の着物を着用して入場していた参加者がいることを指摘、当時の写真も掲載して、「伝統的な衣装でも、日本の着物は良く、韓国の韓服はだめだとはどういうことだ」として、これらの要因が騒ぎを大きくしたようだ。

 ネット上では、「他人の邪魔になるという理由で韓服を着用した顧客の入場を断り、日本の着物は認められるなど、侮辱以外の何物でもない」などの書き込みが目立った。(編集担当:許傑)



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