ローマは9日のセリエA第32節で、ウディネーゼに2−1と勝利を収めた。2得点を挙げたFWフランチェスコ・トッティにとっては、リベンジのときだ。試合後、同選手は次のように話している。

「ドッピエッタよりも、素晴らしいチームを相手に勝利して、3ポイントを獲得できたことにより満足している。ウディネーゼは決して諦めなかった。彼らに同点とされてからのウチの反撃にも満足しているよ」

トッティは先制点のPKの場面でクッキャイオ(チップキック)を見せている。同選手はこのシーンについて、「大事な瞬間だったし、そうしたいって思ったんだ。ずいぶん長いことやっていなかったし、オレがまだ終わっていないってことを見せたかったんだよ。今の自分がやっていることやチームに満足しているよ。チームはまだ信じているんだ」と語った。

トッティはゴールだけなく、パフォーマンスそのものも素晴らしかった。

「20歳のときですら、これほど調子良くはなかった。オレのことを悪く言うすべての批判に対する意欲やリアクションなのさ。カンピオーネというのはそういう反応をするもので、オレは自分がやっていることに満足している」

さらに、トッティはチームとサポーターに対し、次のようにハッパをかけている。

「すごく熱意があるし、オレたちは勝ち点3を得るためだけにここへ来て、それを実現した。ユヴェントスにホームで負けた後で、結果を残すことがとても重要だった。オレたちはチャンピオンズリーグにふさわしいチームであることを示したんだ。素晴らしいチームであることを見せつつ、最後まで争わなければいけない」

「次はホームでのパレルモ戦を制し、また3ポイントを獲得して、勝利を続けていかなければいけない。落ち着きとチームスピリットを取り戻すには、勝つしかないんだ。だから、このまま続けなければいけない」