ヨーロッパリーグのビジャレアル戦に続き、リーグ戦でミランにも敗れ、さらにブレッシァと引き分けに終わったナポリ。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はナポリを擁護するとともに、サッカー界を攻撃している。

「３位にいることを恥ずかしく思うなんてあっちゃならない。私は常に５位を目指すと言ってきた。我々のプロジェクトはゆっくり成長することだったからだ。我々がセリエＡで戦っているのは、わずか４年前からなんだよ。ほかのクラブと違って、まだ根を生やしていないんだ」

「我々を成長させないようにする思惑など存在しない。だが、ナポリが新たな現実で、他を煩わせているということは確かだ。３チームだけでリーグ戦をやりたいなら、彼らだけでやれば良い。我々はほかの17チームと一緒に戦い、それぞれの勝者がプレイオフをすれば良いじゃないか」

「それに、ナポリと一緒にセリエＡへ昇格し、去年もナポリほど良くはなく、今もまた我々より悪いチームもいる（ユヴェントスのことを指しているのは明らかだ）。サッカーとは数学じゃないからだ」

一方で、デ・ラウレンティス会長は審判に関して騒動を起こすつもりはないようで、次のように話している。

「審判たちに反するところは何もない。そうでなければ、チームをリーグに登録させないよ。彼らが良いジャッジをすることも、ミスをすることもあり得るだろう。常にそうだったし、これからもずっとそのはずだ。サッカー界を本質的に変えず、映像判定が採用されない限りね。我々はルールを尊重しなければならず、冷静を保たなければいけない」

また、同会長はローマ戦でつばを吐いたFWエセキエル・ラベッシと、審判への抗議で退席処分となったワルテル・マッツァーリ監督に対し、次のように苦言を呈している。

「ポチョ（ラベッシ）には経験不足という欠点がある。彼がああいう反応をしていなければ、この数試合がどうなっていたかは分からないよ。マッツァーリも行き過ぎちゃいけない。汚い言葉を使っていないことは言っておかなければならないけどね。それよりも、ピッチのことに集中しようじゃないか。選手たちのラストスパートに期待している」