19日のカリアリ戦で勝利を収めたインテル。マッシモ・モラッティ会長は満足感を表したものの、インテルの追撃が首位ミランを苦しめているかと聞かれると、「ミランはミランの試合をした。まだ試合はたくさん残っている。常に減ってはいくけど、まだたくさんあるんだ。現時点でミランの選手たちにとってそういうことはないと思う」と答えた。

インテルがカリアリに、ミランがキエーヴォに勝利を収めたセリエA前節では、両チームにそれぞれ判定ミスによるゴールが生まれている。だがモラッティ会長は、審判たちがビッグクラブに対して精神的に有利な判定してしまっているとの見方を否定している。

「意図しない形で、(インテルとミランの扱いが)平等になったと思う。ビッグクラブに対して審判たちが服従意識を持っている? そうは思わないな。2つのミスだったということだと思う。起こり得ることさ」

インテルにとって1−0で勝利したカリアリ戦は、後半に困難を抱えての苦しみながらの白星だった。それでも、モラッティ会長は心配した様子を見せていない。

「最近の試合で我々は常に勝ってきた。だから、とてもうまくいっているよ。プレーにおいては、少し疲れてしまうこともあるんだ。だが、試合は簡単なものじゃないからね。勝つことこそが大事だったんだよ」

一方で、後半にインテルがやや力をセーブしたのではないかと聞かれると、モラッティ会長は「おそらくは少しそういうところもあるかもしれない。意図的にそうしたのかどうかは分からないが、チームは少し慎重になったね。だがおそらく、良い判断に基づいてのことだったんだよ」と答えるにとどまった。