21日のセリエA第13節でキエーヴォに1対2と敗れ、連敗で首位ミランとの勝ち点差が9ポイントに開いたインテル。ケガからの復帰を果たしたMFエステバン・カンビアッソにとっては、苦々しい復帰戦となってしまった。試合後、同選手は次のように話している。

「今の僕らは簡単ではない時期を過ごしている。でも、試合というのは一つずつ分析しなければならない。僕らが最も良かった時間帯に、彼らのゴールが決まった。美しいプレーで、彼らがうまかったんだ。そして、それからより苦労したのは避けられないことだった」

「今日のヴェローナが、復帰に向けて理想的なピッチじゃなかったことは確かだね。ピッチが重く、その影響があった。特に、僕みたいにケガから戻ってきたような選手にとってはそうだ。でも、事態が良くなると僕は確信している。自分のコンディションも良くなっていくはずだし、チャンピオンズリーグ(CL)もあったから、僕は交代したんだよ」

そのCLトゥウェンテ戦に向け、カンビアッソは「サポーターには、水曜にサン・シーロで待っていると伝えておきたい。僕らには彼らが必要なんだ。いつも以上にね。たくさんの困難があるけど、歯を食いしばって頑張る必要がある」とつけ加えた。

また、キャプテンのMFハビエル・サネッティも、「水曜は絶対に勝たなければいけない。いつものように頭を上げてね」と、CLトゥウェンテ戦が重要だとの見解を示した。一方で、キエーヴォ戦については次のようにコメントしている。

「今日の試合は難しかった。ピッチが本当にひどかったよ。でも、僕らは勝利への意欲をもって試合に臨んだ。そして僕らが最も良かったときに彼らのゴールが決まり、そこからすべてが難しくなったんだ。キエーヴォが守りを固めたからね。特に後半は、僕らに追いつくチャンスがあったけど、(キエーヴォGK)ソレンティーノがうまかった」

「今は特別な時期なんだ。でも、落ち着きを保つ必要がある。少しずつそこから抜け出すはずだ。自分たちにキャラクターがあることを僕らが示したのは、一度だけのことじゃない。このチームの評価は、まずこのチームが万全の状態であるときにすべきだよ。言い訳じゃない。でも、それを強調しておく必要はある」