日本に関するさまざまな情報を提供する「japanlifestyleconsulting.blogspot」では、ここ数年における日本人の変化についてつづっている。

 東京に数年間在住している筆者の家の窓からは、都心の景色を眺められるという。筆者は、遠くにある建設途中のスカイツリーを見ていて、ふと東京という町は短時間にどれほど景色が変わるのだろうと思ったと語っている。

 筆者は東京に来た頃、日本に関することを何もかも学びたいと考え、毎日何時間もかけて東京を探索し、観光名所を訪ねたと過去を振り返っている。また今の東京は、数年前とはまったく別の都市のように感じるとし、景観や文化にも多くの変化がみられると印象を語っている。

 筆者は、何よりも日本人が変わったということに衝撃を受けているという。そして自身が大切にしている日本での記憶として、初めて羽田空港に到着したとき、見知らぬ日本人女性が東京駅まで連れて行ってくれた上に、ロッカーを探すのを手伝ってくれた。さらに友人と会う約束をしていた渋谷駅までつきあってくれたことだと思い出を語っている。こうした人々の親切に触れることは何度も経験したという。

 しかし数年経った今、道に迷った外国人に対する日本人の反応に大きな変化を感じるという。日本人は世界で最も魅力的で厚いもてなしをしてくれると有名だが、もはや迷子の外国人を助ける日本人は少ないと語っている。筆者はこの問題について、日本人にとって外国人は客であり、困っていれば援助する義務があると述べている。

 その一方で、日本はますます国際化を求められ、英語力の上達を強いられていると背景を説明。日本人は英語の読み書きや基本的理解力があるが、英語を話す外国人に対して、ストレスを感じているとの見方を示している。

 筆者は、長期間滞在している多くの外国人が、日本の現状に失望し、いらだちを感じていると語る。しかし、日本に強い関心がある外国人に対して、社会的な背景を含めて日本文化をよく理解することはとても重要だと思うと語っている。(編集担当:田島波留・山口幸治)



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