韓国で19歳の女性がHIVに感染した事実を知りながらもインターネットのチャットなどを通じ、20人以上の男性と性関係を持ったことが明らかになり、衝撃を与えている。

 釜山の海雲台警察署は26日、同女性を後天性免疫欠乏症予防法違反などの容疑で拘束令状を請求。警察は女性と性関係を持った男性3人を売春斡旋の疑いで不拘束立件し、女性と性接触をした20人余りの男性を対象に捜査を拡大している。

 韓国メディアによると、警察は女性の父からの申告をうけ、女性に対する調査を開始。家出中だった女性は2010年2月にHIVに感染しエイズと判明したが、感染事実を隠して売春行為を行ったという。

 警察は女性が自分と性関係を持った男性らが避妊道具の使用を拒否したと陳述していることから、女性と性接触した男性らがHIVに感染した可能性が高いと推定している。

 韓国ではHIV感染者に対して、医療機関で一定期間の簡単な診療後に管轄の保健所が住居事実を確認するだけで、HIV伝播の予防および管理対策はなされていないという。今回の事件を通じて、HIV感染者の管理に関する問題点が大きくクローズアップされている。(編集担当:永井武)



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