サッカー日韓戦が12日、ソウルのワールドカップ競技場で行われた。日本と韓国は90分間の奮闘にも互いに得点にならず、試合は0−0の引き分けで終わった。今回の試合の結果について韓国メディアは、「虚勢を張る日本、頭を下げた韓国」と報じており、注目を集めている。

 韓国メディアは、「今年2回も撃破した日本とホームでの対戦は、圧倒するどころか全般的に見苦しい試合だった」と辛口評価。韓国の不振は朴智星の欠場による、組織力の弱化が大きな原因であると指摘した。

 一方、日本代表についてはおおむね高い評価が見られる。最近の試合で南米の強豪パラグアイとアルゼンチンを破ったが、日本に残された課題は韓国との試合で勝利して3連敗を止めることだと指摘。ただ、12日の日韓戦で日本は勝利こそならなかったが、絶対劣勢だった韓国との距離を縮め、対等な競争均衡を取り戻したと報じた。

 そして、日本メディアの報道にも注目。日本のサンケイスポーツなどの報道や反応を紹介し、「引き分けた試合なのに、日本はまるで勝利でもしたように虚勢を張っている」との見方を示した。

 試合の結果については韓国のサポーターからも「全体的に日本が優勢だった」など、韓国代表の試合運びに不満を表す声があがっている。ただ、日本がまるで勝ったような雰囲気だと伝えた同記事のコメント欄には、「試合の内容的に(日本が)少し良かったとしても勝ったことにはならない」「日本が虚勢を張るのは自分より強い韓国との引き分けで喜んでいるだけ」などのコメントもたくさん寄せられている。(編集担当:永井武)



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