ミランFWフィリッポ・インザーギの辞書には「降伏」「失敗」という言葉はない。9日に37歳の誕生日を迎えた同選手だが、37歳であってもミラクルは起こせるのだ。大事なのは健康的な生活と好物のブレザオーラ(ハムの一種)。そしてそれ以上にガッツと、多くのタイトルを獲得し、ゴールを決めていても、ハングリー精神を持ち続けることだ。

インザーギはイタリア『スカイ・スポーツ』に対し、「今シーズンに向けて自信を感じている。うまくやるだけの条件はすべてそろっていると思うよ」と語った。

「(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督は熱意をもたらしてくれた。もちろん、勝つには少しの幸運も必要だ。でも、僕は楽観的でいるよ。ロナウジーニョ? とても落ち着いていると思う。熱意があるし、僕は彼がミランで主役になり続けたがっていると確信している」

インザーギは昨季、レオナルド前監督の下で多くの出場機会を得ることができなかった。そのレオナルド監督について、インザーギは次のように“告白”している。

「去年の僕は考慮してもらっていなかった。でも、もう終わったことだ。今はまた、このチームのために重要な存在になりたいと思っている。僕はすごく落ち着いているし、自分の貢献をしたいと思っているよ」

一方、ベテラン選手として、インザーギはチェーザレ・プランデッリ監督率いるイタリア代表について、「彼は新しい道のりを始めているところだ。彼は新しい空気を持ってきた。でも、今は彼に落ち着いて仕事をさせようよ」と話している。