サッカーのワールドカップ(W杯)日本代表は24日(日本時間25日未明)、当地のロイヤルバフォケング競技場で1次リーグE組の最終戦を行い、デンマークに3−1で快勝した。日本は通算成績を2勝1敗の勝ち点6で同組2位となり、2002年日韓大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

 日本快勝の知らせは、韓国でも続々と報じられている。韓国メディアは「日・韓『ともに』初遠征W杯16強行き」「日本16強進出、韓国とともに2002W杯の栄光を再現」「『アジアの反乱が始まった』日本も16強へ」といったタイトルで報じ、日本の決勝トーナメント進出に大きな喜びを見せている。

 また、韓国メディアが報じている記事には、「日韓両国は、アジアのプライドを守ることができた」「韓国と日本は南米国家の祭典であったW杯の舞台で、16強行きのチケットを勝ち取りアジアのプライドを見せた」など、「アジアのプライド」といった表現もたびたび登場している。

 実際、日本のE組には強豪オランダやデンマーク、韓国のB組には優勝候補と言われるアルゼンチンや04年欧州王者のギリシャなど強豪国がいた。それだけに、アジア勢である日本と韓国が、自国開催以外のW杯で16強に進出したという事実は、韓国にとっても大きな意味があるようだ。

 日本は決勝トーナメント1回戦でF組1位のパラグアイ(29日)と対戦。韓国はA組1位のウルグアイ(26日)と対戦する。今後は、日本と韓国は「アジアのプライド」をどこまで貫けるかに注目が集まる。(編集担当:新川悠)



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