16日、5シーズン連続18回目となるスクデット獲得を決めたインテル。リーグを支配し、その後苦しみ、だが最後には勝利を手にして優勝を祝った彼らの今季を採点してみよう。

●特上

ディエゴ・ミリート――彼のような選手がヨーロッパのビッグクラブでプレーするまでに30年を要したという事実を考えると、この大陸の多くのSD(スポーツ・ディレクター)をテストする必要があるだろう。彼をイタリアへと連れてきたジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長に感謝しなければいけない。ミリートは自身の得点レベルを保ちつつ(今季はリーグ戦で22得点)、チームのレベルをもアップさせた。謙虚でチームを助けることができ、プレスをかけ、不可能と思われるボールも追いかける。ほかのCFにはいないタイプで、ペナルティエリアの内外で決定的な存在。

ヴェスレイ・スナイデル――彼のクオリティーは欧州の舞台で重要だったが、インテリスタたちはイタリア国内での彼も高く評価している。飛行機から降り立ってすぐ、彼はダービーでミランを粉砕した。そして監督とチームメートたちのことを知るやいなや、プロジェクトを理解し、パスを生み出し、相手のプレーメーカーを追いかけ、フリーキックを獲得した。また、試合直前にケガをし、そこから奇跡の回復を見せて刺激も与えている。アリエン・ロッベンとともに、第2次フロレンティーノ・ペレス政権の失敗と言えるだろう。

エステバン・カンビアッソ――戦場における軍曹。将軍モウリーニョの命令を受け、それをチームに伝えてきた。さらに“弾薬”を運び、戦術を研究し、穴を埋めて、攻撃をスタートさせる。指揮官に「2人の彼が必要だ。ディフェンスラインの前に一人、そしてさらにその前にもう一人とね」と言わしめたほど。

ハビエル・サネッティ――あらゆる自然の法則に反し、36歳でベストシーズンを過ごした。しかも、それまでのシーズンも悪かったわけではない。彼は常におり(出場停止で1試合に欠場したのみ)、どこでプレーしようと、その髪型と同じように揺らぐことがない。古き良き時代のカピターノ(キャプテン)だ。

●上

マイコン――リーグ戦での6ゴール、とりわけサン・シーロでのユヴェントス戦の美しいゴールは、彼を“トップ4”に続く存在へと押し上げている。シーズン後の移籍の噂? 彼は決定的なゴールとハイレベルなパフォーマンスでそれに応えてきた。秋にスタートし、その後少しストップしたが、春から再び攻撃の武器として復活。守備に関しても成長したところを示した。

ルシオ――コントロールした狂気と激しい闘争心で、大黒柱を欠いていた守備陣に君臨。必要なときに鼓舞し、オリジナルで決定的な守備プレーで観客とチームメートたちをあおった。

サミュエル・エトー――ペップ・グアルディオラ監督は「フィーリングの問題」で彼を手放した。その「フィーリング」を、エトーはインテルで見つけたのだ。アフリカ・ネーションズカップの影響に長く左右され、笑顔を浮かべながらベンチに座ることも。だがその後、本当に重要なタイミングで主役へと復活し、マリオ・バロテッリが理解できないカバーリングも見せた。