破壊力バツグン!「強気です!」とパワージャンピングサーブをみせる草野歩<br>(撮影:小崎仁久)
ビーチバレー国内ツアー第2戦、大日本印章オープンは14日、愛知県知多市の新舞子マリンパークにて開幕した。初めてオープンプール戦が採用された今大会は、男女とも各8チームが2組に分かれ総当たりの予選リーグ戦を行い、各組の上位2チームが決勝トーナメントに進出する。大会1日目は各チーム2試合を戦った。

「浅草ペア」こと浅尾美和・草野歩組と、「かおる姫」こと菅山かおる・浦田景子組の試合は、浅尾にとって「あこがれの人」菅山との初対決となった。浅尾・草野は「あることを試してみたが作戦失敗」(草野)の第1セットを取られる。しかし、第2セットを決定率の上がった草野のジャンピングサーブで奪取すると、第3セットも取り逆転勝ちした。

男子は、昨シーズン国内ツアー負けなしの白鳥勝浩・朝日健太郎組が危なげなく2試合を完勝した。

2日目の15日は、予選リーグの残りとトーナメントの準決勝が行われる。

□浅尾美和(24・エスワン)
風が強かったが(13m/sを越える北西の風)、しっかり対応しプレイできたと思う。第1セットは作戦が失敗して、あぁこれはヤバイと思ったが…。作戦の中身はちょっと言えません(笑)。菅山さんとは初対決だったが、自分の事で精一杯。地元(三重県鈴鹿市出身)ですが毎年成績がよくないので(苦笑)、それを覆したい。気合いが空回りしない様にできることしっかりやりたい。

□草野歩(24・エスワン)
風が強い大会では、サーブポイントを取ろうと心がけている。前回の大会からスパイクフォームを見直して精度があがった。勝ちにこだわりながらも目の前のワンプレイを大事にしたい。

□浦田景子(32・WINDS)・菅山かおる(31・WINDS)
第1セットは自分たちのペースで試合ができたが、第2セットに入り連続ポイントを取られ、ズルズルいってしまった。立て直せなかった。やられたという感じはなく自分たちが決めきれなかった。練習で風の対策はしてきたが、試合になるとそこに集中できなかった。2人の連携は良かったのだが…

□朝日健太郎(34・CHINTAI)
圧勝ではないですね。まだやりたいことができていない。トスミスもあったし、スパイクが打ちきれないこともあった。質の高いところ、スキルを目指している。この程度の風でも風がない時の様にプレイしたい。

1日目の結果は以下の通り
【女子】
浦田・西堀2(21-16,21-11)0保立・松山
浅尾・草野2(18-21,21-13,15-12)1浦田・菅山
楠原・三木0(19-21,18-21)2田中・溝江
尾崎・金田0(17-21,13-21)2山田・幅口
浦田・西堀1(15-21,21-13,15-17)2田中・溝江
浅尾・草野2(21-9,21-11)0山田・幅口
楠原・三木2(21-17,22-20)0保立・松山
尾崎・金田2(21-18,21-17)0浦田・菅山
【男子】
畑・今井0(14-21,22-24)2山本・鈴木
西村・仲矢2(21-8,21-9)0長谷川・畑辺
井上・長谷川2(21-13,21-11)0鈴木・石井
白鳥・朝日2(21-13,21-15)0中川・吉田
畑・今井0(17-21,19-21)2鈴木・石井
西村・仲矢2(21-16,16-21,18-16)1中川・吉田
井上・長谷川2(21-16,21-16)0山本・鈴木
白鳥・朝日2(21-15,21-10)0長谷川・畑辺

(取材・文=小崎仁久)

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