バンクーバー冬季五輪スピードスケート日本代表の仲間入りを果たし、一躍世間の注目を集めた15歳の高木美帆は、女子1500メートルで23位という結果に終わった。

そんな彼女の滑りを、4度の冬季五輪に出場、98年の長野五輪では500mで金メダルを獲得した清水宏保はどのように評価したのか。

22日に更新された清水宏保のオフィシャルブログ「神速」では、「高木美帆選手。」と題し、「中長距離種目において、日本は諸外国に比べ後進国的立場にいます」と前置きした清水だったが、こと高木に関しては「会社員でいう研修期間に過ぎません」と綴り、先輩の優しさを垣間見せた。

また、「まして、彼女の短いスケート人生において、彼女より速い選手と滑ったことがないと思います」という清水は、「今回のレース、相手選手に大きくリードされた状況の中、冷静な判断でレースが出来たんでしょうか?」といった疑問を投げかけると、「次のソチオリンピックを想定し色んな経験をし吸収してもらいたいですよね^^」と早くも4年後を見据えるのだった。