「モウリーニョには安心してもらいたい。つまり、私のチームに起きたことに関わらないでもらいたいね。彼はインテルを、私はユーヴェを指揮している。ユーヴェに関することに関わるのは私だけだ。私がここにいる限り、何者にも触れさせないよ」

ユヴェントスのアルベルト・ザッケローニ監督は、14日のジェノア戦で議論を呼んだアレッサンドロ・デル・ピエーロに対するファウルとPK判定について、インテルのジョゼ・モウリーニョ監督が発言したことを、快く受け止めていない。またそれは、ジェノアのジャンピエロ・ガスペリーニ監督の発言に対しても同じことだ。

「コンタクトがエリア外だったのを示せたのは映像だけだ。リアルタイムではジェノア、ユーヴェの誰も――審判も含めて――気づかなかったじゃないか。誰もがPKだと感じていた。ファウルはあった。デル・ピエーロはバランスを失ったんだ」

――では、デル・ピエーロがずる賢かったのではないと?
「違うね。彼は背後の相手を見ることができなかったからだ。そして、パパストソプーロスは後ろから意図的ではなく彼に触れた。アレはPKを要求すらしなかったはずだ」

――モウリーニョ監督についてはどういう意見なのですか?
「我々指揮官の発言はときに平凡となるが、彼はよく他チームのことに関わる。そうやって自分に注目を集め、チームを嵐の外に置いておくんだ。彼は世論を喚起する人で、これは彼の長所だ。すぐに彼が優勝したという事実も同じだよ。それまで勝っていたことなんて関係ない。彼は彼の足跡を残した。特に、優秀な選手たちを管理することで勝利は得るものということを示したんだ。最高の指揮官だよ」