ユヴェントスは28日、コッパ・イタリア準々決勝でインテルと対戦する。27日の会見で辞任の考えがないことを明かしたフェラーラ監督は、インテル戦についてこのように話している。

「私は選手として、幹部として、そして指揮官として常に抱いてきたのと同じスピリット、プロ意識でサン・シーロに向かう。私の役割は責任を負わなければいけないもので、隠れることなどできない。恥ずべきことなど何もないんだ。私はここにおり、批判を受け入れる。だが、恥に感じることはない」

「自分たちのクオリティーを尽くし、勝利を目指すためにミラノへ行く。明日の結果が私の将来に影響するか? 私は心配していないよ。ただ、このラウンドを突破することだけを考えている。私のことを“英雄”と言ってくれた(インテルのジョゼ・)モウリーニョには感謝するが、私は指揮官というものをそのように考えることはできないと思う」

「昨年はケガが多かった。そして今年も同じだ。この話は、もはや笑い話のようになっている。だが、数字で見れば、我々だけじゃないんだ。サポーターたちのことは近くに感じているよ。私にはプロフェッショナルな選手たちがおり、難しい状況にはあるが、彼らは自分たちの前に指揮官がいることを分かっている。そして終わるまでは、プロとして振る舞ってくれるだろう」

また、この試合ではクラブのレジェンド、ジャンピエロ・ボニペルティ氏の孫であるフィリッポが招集されているが、フェッラーラ監督は同選手について、「彼は自分の名字が重いものであることに慣れている。初のトップチームだが、時折我々と一緒に練習していたんだ。ちょっと感動しても良いだろうね」とコメントしている。