サンプドリアFWアントニオ・カッサーノが、イタリア『RAI』のインタビューで、今年6月19日に結婚式を行うことを明らかにした。そして同選手は、同じ『RAI』に対し、かつてインテルからコンタクトがあったことを認め、マッシモ・モラッティ会長を敬愛していると話している。

「彼はずっとオレに愛情を持ってくれていた。コンタクトもあったんだ。オレがローマにいるとき、レアル・マドリーへ行く前にね。それから、(ロベルト・)マンチーニ前監督ともあった。でも、オレについて間違ったことを、誰かが会長に言ったに違いない」

なお、開幕当初は好調だったサンプドリアだが、現在は6試合勝ち星がなく、12位にまで転落している。約40名のサポーターは16日、ボリアスコの練習場にやって来た選手たちを一人一人止め、て“お小言”を述べた。“激励”とも呼べるだろうが、非常にアツいものだ。もっとも励まされたのは、キャプテンのMFアンジェロ・パロンボ。同選手は友好的にファンと話している。

一方で、カッサーノはパロンボと違い、ファンと口論をしている。センセーショナルなものではないが、明らかなサインでもあるだろう。サンプドリアのシーズンはターニングポイントを迎えており、裏切りは受け入れられないということだ。しばらくリーグを引っ張っていたチームが、残留の危機を迎えるわけにはいかない。そしてサポーターたちにとっては、まさしくカッサーノこそがもっと多くをやれるはずなのである。